チャレンジ

楽しく、自然体で生活しながら、チャレンジし、感じ続ける記録です。

ぼけ老人とタヌキオヤジの会話

2004-10-15 23:46:57 | Weblog
 仕事を通じて会社の中枢を担う人達に会うことが最近多くなってきた。

 さすがに頭がきれる人が多いことを実感する。共通するのは、洞察力の高さ。少しの情報からでも全体像を理解し、そこでのポイントを見つけ出す。自分自身の過去の経験/体験や世の中の事象などと、目の前にある情報を照らし合わせてイメージを作ったり、膨らませたりするのだと思う。

 こんな人達から出てくる意見・指摘や質問は奥が深い。

 だから、質問を受けたときには反射的に答えを返すのではなく、何を求めているのかを一度頭の中で考えて答えを返したほうが的を得た答えになるようだ。反射的に答えを返していると、「わからんやつだな」という顔をされることが多い。頭がきれる人を相手に話をするためには、こちらも頭をくるくるまわしておかないといけない。

 頭のきれるひと同士の話しは理解しずらい。

 お互いに一を聞いて十を知るから、横で聞いていて会話として成立しているのかなと疑問に思うことがある。相手の質問に対して、それに正面から答えていないような印象を受ける。

 「たぬきおやじとボケ老人の会話」と表現する人がいた。

 頭がきれすぎるのも考えものかもしれない。お互いに相手のことを本当に理解できているのだろうか、理解したつもりになっているだけではないだろうか。本人達も、お互いに理解できているか疑問におもっているのではないだろうか。