大丈夫じゃないコーヒブレイク

2023年09月02日 | 日記・エッセイ・コラム
 夜のコンビニエンスストアでのこと。
 買い物のついでにコーヒーが飲みたくなって、ドリップコーヒーを注文しました。
 レジでカップを受け取って、入り口の近くのコーヒーマシンに向かい、扉を開けてカップをセットします。どこのコンビニでも200円程度で淹れたてのコーヒーが飲めるようになって、とても感謝しているのですが、今夜は機械の調子が悪いのか、ボタンをいくら押しても抽出が始まりません。
 私の様子を見て、店員さんがやってきてくれて、鍵を挿して機械を開けました。初めて見る自動コーヒー抽出マシンの内部です。私も店員さんと一緒に覗き込みます。
 店員さんが中を確かめて、私に振り返り、「洗浄ランプがついてますが、大丈夫っすか?」
 大丈夫かと言われても、私は機械のことはわからないので、黙っていると、
「洗浄しなくちゃならないんで、大丈夫っすか?」と繰り返します。
「大丈夫かと言われても・・・」と私も困ってしまいました。
そこに、別の年嵩の店員さんがやってきて、
「ご返金しますんで、大丈夫ですか?」と私に220円を渡しました。
 私はどう返答すればいいのかわからず、お金を受け取り黙って店を出たのですが、それで大丈夫だったのかしら・・・。
 丈は長さの単位で1丈は10尺で約3メートル、丈夫というの立派な男子という意味で、堅牢堅固と言う意味で使われるようになり、それに大をつけた大丈夫は、危険の心配がなく安心、という意味になったのですが、今夜の大丈夫のやりとりは、日本語の将来を考えると大丈夫ではありませんね。