東京育伸会*塾長ブログ*親子で学びを楽しむ為に出来る事

算数工作教室を始め、基礎基本を理解する学習を中心に補習から進学までをサポートしています。

受験生の夏~心の葛藤~

2015-07-29 08:45:43 | 高校生さん

大学受験に向けて高校3年生達は真剣に向き合い、勉強一色の毎日を過ごしています

高校生はこの夏特訓授業とセンターの組み合わせでインプットからアウトプットへのトレーニング

数1a・2b・化学のセンター過去問が各1回ずつ終わった所です

点数は1枚のホワイトボードに書き出します

当教室の生徒さん達はこれが当然となっていて、私が書かないと催促してきます!

 

3年生は自分の点数に敏感になっています

ただ、他人と比べて・・・というより、どのようなミスがどういった結果を招くのか?

今の自分の実力が志望校に近づいているか?

という敏感さです

 

この表には過去問を受けた生徒全員の点数が書き込まれますから

2年生の点数もあります

2年生ははなから3年生より得点できると思ってはいません

しかし、例えば英語が得意な2年生は不得意な3年生を既に超えて得点できます

高校生は学年での敷居が下がり、逆転があり得るのです

 

勤勉な生徒さんほど、逆転されると言う現実にショックを受けるでしょう

また学校では上位でも、ここではビリになる事もあります

そうした時に気持ちが動揺しないと言ったら嘘になるでしょうね

そうした小さな動揺を積み重ねながら、受験生は強くなって行くのでしょう

 

センターはやはりタイムオーバーする生徒が多ですが

解き終えられなかった問題を解答用紙を回収してからも解いているのはやはり3年生

最後まで解いて、その答えがどうだったかを自分で確認しています

しかし、本番でもタイムアウトする可能性を考えたら、解けなかった問題の正答率より

解けなかったというその事実の方が問題です

 

数2bが終わった後、2年生が得点できなかった理由を話していました

「解けそうな問題だったから、ずっと考えてしまった!10分前の合図がなかったら終了までその問題で止まってた!」

とても素直な生徒さんで「この夏からもう受験生なんだよ」という私の言葉にも素直に受験体制を作ろうと行動に移しています

3年生はそれを聞きながら、自分もそんな事があったな・・・と振り返っているようでした

学校では上位でもここではそうはいきません

その事実が受験に向けた現実感を与えます

 

「最近眠れないんです・・」

と言って来たのは去年から通塾している3年生です

当教室は中学生の頃、高校受験からお預かりしている生徒さんが殆どなので

中学時代をどう過ごして来たのか、がわりませんから本当の弱点や癖も他の生徒より把握しにくいです

メンタルもどこまで強いのかもわからないのでどの程度まで追い込んでも大丈夫なのか?

こちらも手探りな所があります

「そんなに根を詰めて勉強しても効率よくないんじゃない?」とフォローしようとしたら

「勉強してる訳じゃないんです。なんかダラダラしていたくて・・」

私は少しホッとしました

この生徒さんは学校に1番に行き門を先生が開けてくれるのを単語帳を読みながら待っているくらいの真面目な生徒さんです

1年生の頃から、放課後も図書室へ行き毎日自習していたそうです

あまりに真面目なのでプレッシャーに負けてしまうのではないかと時々心配になりますが

息抜きを上手に取り入れられるようになれば安心です

入試に必要な教科は順調に伸びていますし、あとはメンタルを鍛えて本番に向かうだけですね

 

受験生は心の葛藤をしながら強くなる夏だと思います

自分を追い込む・息抜きを上手に取り入れる

熱い暑い夏です!!

私も暑さに負けずにがんばります、一緒に頑張ろう!!

 


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