東京育伸会*塾長ブログ*親子で学びを楽しむ為に出来る事

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漢字テストからわかる事

2013-02-05 13:19:42 | 受験生さんへ

来週は私立高校、再来週は都立高校の一般入試があります。

昨日は受験生さん達のクラス授業(国語でした)

長文読解に入る前に漢字テストをしましたが、意外な結果となりました。

(1月までは過去問題集を解いている時間でした)

 

ただ単純に漢字テストをしてもあまり意味がありませんし

私立と都立では出される漢字の難易度が違います

そこで「類義語」や「ことわざ」などを解いてもらいました。

 

漢字が得意な生徒さんも、これにはなかなか「歯が立たない」ようで

ビックリするほどの空欄の数・・

四字熟語は「岡目八目」など、漢字自体が難しいのではないけれど

どう読めばいいのか?そもそも意味は?

 

中学受験と違うのはこうした漢字を使った知識問題をストレートに質問されるのではなく

文章中に使われていて、その意味がわからなければ的確な答えに辿りつけないような

問題になっている場合があります

例えば

Q 順風満帆とありますが、その様子をあらわしている部分の段落を文章中の始めと終わり5文字で書なさい

というふうに。

 

純粋に漢字の読み書きが出来てもそれを用いて問題を解くという事が出来なくは

満足のいく点数に届かない

類義語を解いていた時、空欄だらけになった生徒さんは

「そもそも言葉が思い浮かばない」

と言っていました。

難易度の高い漢字も良く出来る生徒さんだったので逆にこちらがビックリしたのです。

 

作文を書くときにも漢字を正しく使い四字熟語や慣用句などを使えるようになってほしいですね。

一つの文の中に言いたい事がごちゃ混ぜに書いてある時や、表現を工夫しているのは良いのですが

何を伝えたいのかわからない、といった文章になってしまう時

こうした言葉を使ってスッキリとまとめられます。

例えば

「あの人は巧言令色で私は太刀打ちできない」

たったこれだけの文ですが

こうしてしまえば、“あの人”がどんな人なのかそして“私”がどんな人なのか

想像がつきますよね。

 

漢字テストをとおして実は作文力の強化にもなるのですが

使いこなせるようになるには、時間をかけた練習量が必要です。

早め早めの学習が大切ですね。



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