東京育伸会*塾長ブログ*親子で学びを楽しむ為に出来る事

算数工作教室を始め、基礎基本を理解する学習を中心に補習から進学までをサポートしています。

復習からわかる学習力

2015-07-21 11:47:25 | 学習全般

夏期講習初日は早速中学生のクラス授業を実施

中学2年生は1年生の復習

1年生は入学してからの復習を実施しました

基礎力が定着している生徒さんには発展問題で復習してもらいます

不安のある生徒さんは基礎問題からスタートです

授業開始から30分もすると、生徒さん達から声が上がり始めます

「あれ?出来てたんだけど・・」

「あれ?思い出せない・・・」

「うそ〜!これ、なんだっけ?!知ってたはずなのに!!」

 

定期テストでも高得点をとった単元!

その時は得意だと思った単元!

復習なんて余裕でしょ!!

と始めた生徒さん達の顔が次第に真剣になり始めます

 

面白いもので、その時高得点だったものほど思い出せない事があります

それはその時の理解だけで解いたので、何度も練習したり復習しなかった事が原因でしょう

しかし、”その時”は出来るので、忘れてしまった頃にもう一度学習し直す事が

非常に効果的なのです

 

「先生・・比較級って何でしたっけ?」「授業でもうやったでしょ?」

「はい、やったんですけど・・・・思い出せません!」

そんな会話が聞こえて来て

やはり夏に復習する事は正解だとつくづく思うわけです

 

 

中学1年生の学習全体に不安のある生徒さんは

本来なら小学校から復習したいところですが、本人の意思もあり中学の内容での復習をします

この生徒さんは単語がなかなか覚えられません

単語テストでも10問中3.4問を覚えるのがやっとです

なぜそうなるのか?

普段は授業中心なのでなかなか学習している姿を見る事はありませんが

こうした機会に学習の仕方を実際に学習している側でアドバイスできるのも夏期の良いところです

単語が覚えられない理由

いろいろありますから、「これ」とは決められませんが、大きな原因の一つに

単語が言葉だという認識を持っていない事があげられます

変な話だと思いますよね

しかし、頭では変だと思っていても学習している本人にとって英語は言葉だと言う認識が低い事は多いです

私が思う理由の一つに、「へんな例文が沢山ある事」で言葉として認識出来なくなるのかもしれないと言う事

「あなたはグリーン先生です」なんて、本人に向かって言うなんて変ですよね

同じように「あなたはアメリカ出身です」なんて・・記憶喪失ですか?って言いたくなります

英語を習い始めて間もない頃にこんな文では”何か違う世界”だと英語を感じても不思議はないと思うのです

それは文法の話ですが、では単語をなぜ覚えられないのかという所ですが

この生徒さんの場合は単語を書く前にそもそも意味も読み方もわからない状態で覚えようとしていました

ただ、スペルを並べて覚えようとしても、普通の人でも覚えられないと思いませんか?

漢字と同じで、その並びに意味があったり読み方があるから私たちは覚えられるのです

それに、本場のアメリカの子供達でも単語を覚えるのは大変な事で実際よく間違えるそうです

 

間違える事は恥ずかしい・・という風潮が強い日本では絶対に単語を間違えないように覚えないと

英語が不得意のように扱われますが、その焦りから意味も知らずにただ機械のように覚えようとするのは

遠回りですね

basketbollが読めず手が止まっていたので

「これはなんて読む?」と「ba」だけを見せると「ば」と答えます

「じゃあこれは?」と「ke」だけを見せると「け」と答えます

間に入っているのは「s」だね、つまり「ba s ke」「バスケ」だね

全ての単語がこのようにわかりやすい訳ではありませんが、単語を覚える習慣をつけるには

こうして読みと書きが一致していくことで理解していくようです

単語はまず意味がわかり、読めるようにする、それから書くという流れが1年生で単語が覚えられないという

生徒さんには良いでしょう

 

実際、学校はもうそんな指導はしてくれません

単語は自分で覚えるものだからとテストはしてくれますが、正しい覚え方を一からレクチャーするのは

そうない事のように思います

 

そんな基礎に戻って学習をする事

忘れているという事を思い出す事

夏休みに差がつくのはこうした取り組みをするか しないかですね

 

今日は朝9時から中2の生徒さん達が自習に来てくれました

学校の宿題は早く終わらせて、しっかり復習をしましょう!



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