東京育伸会*塾長ブログ*親子で学びを楽しむ為に出来る事

算数工作教室を始め、基礎基本を理解する学習を中心に補習から進学までをサポートしています。

塾の善し悪し25年度

2013-04-17 06:57:38 | 学習全般

*今日は長文なのでお時間のある時にゆっくりご覧頂ければと思います

 

ネット社会という便利な世の中になり、多くの情報を家に居ながらにして得られる。

おかげさまで私もそんな得をしている人の一人です

全国の同業者の方と交流を持たせていただき、アドバイスや情報を頂いています。

塾だけでなく、学校の先生や管理をされている方との交流は

それぞれの立場でのご意見を頂けてとても参考になり勉強になっています。

ただ、そうした交流を持つ先生方とは逆に、拝見だけさせていただいている場合もあります。

この違いは大きいですよね

交流を持つ気になれないと感じる先生方がいます。

親御様にしてみれば、この違いが入塾前にわかっていれば後悔する事も無いのでしょうけど・・

 

かつては私も悩みながら子どもを塾に通わせる親でした

我が子に合っている塾を、より成績を伸ばしてくれる塾を・・・

そう探し求め、複数の塾を渡りあるいてしまいました。

 

今日のお題に25と付けたのは、変わりゆく時代の中で塾業界もまた変わっていくからです

塾が珍しかった時代から、多種多様な形態の塾が混在するようになるまで時間はかかりませんでしたね

その成長の中で、残念ながら教育より利益を追求する企業塾が育った事は間違いありません

塾にホテルのようなサービスを求める方には良いのかもしれませんが

本来の塾の役割を果たしてほしいと考えておられる方には納得できるものではありませんし

塾業界そのものに対する不信感はぬぐえなくなると思います。

 

塾に通わせる場合はまず

親御様が目標をしっかり持つ事が先決かと思います

上位校への受験が全て?(学力の高い生徒だけの環境で学習させたい)

塾を友達との交流の場にしたいのか?(お友達がいるからという安心感で勉強をして欲しい)

より高度な学力をつけたいのか?(厳しく指導してくれる事で打たれ強くしたい?)

勉学を通じ、人としての成長も望んでいるのか?(勉強を好きになって自分の考えを持って欲しい)

ブランド塾に通わせる安心感?(上位進学への実績作りの仲間入りできると思える)

などなど、親御様の意志が固まったらその目標を支えられる塾はどこかを探しましょう

 

経済的に可能な塾

どこのご家庭でも塾にかけられる予算と言うものがあると思います。

ただ、教育は形あるものではないので、そこにお金をかけるには勇気がいりますね

だからと言って、安さを追求してしまうと後悔する事になります。

本来、教育はお金のかかるものであり、知識を付けてもらうという事には

付加価値が存在します。

時には何かを削り、優先順位を変えて学ぶ必要があります。

 

入塾テストのある塾

入塾テストをして、入れるクラスがあったり無かったり(我が子も昔受けましたが)

テストする事自体は悪くは無いと思いますが

そこで、基礎学力のある生徒さん達だけの集団にしてあたかも一から育てましたと

言いたげな“進学実績”をうたう塾は多くあります

土台作りが何においても一番大変で大切ですが

進学実績をうたう塾ほど、実績にこだわるあまり、付いて来れなくなった生徒さんを

すくいあげる事には興味がないですし、得意分野では無い。

と理解しておく必要はあると考えられます

何の単元にも躓かず、モチベーションを維持し続け、順風満帆に進める

事が出来る生徒さんは稀でしょう。

良い時だけでなく何かに躓いた時、本当に支えになってくれる塾を探したいものです。

 

講師が営業する塾

最近は知られていますが、生徒さんの指導に全力を尽くしてほしい

講師の立場にいる方が“営業”のノルマを課せられている場合があります

しかもペナルティーつきで・・

誰しも自分の生活を守るために働いていますから

そのような会社で働いていれば、本来の仕事が疎かになるのは目に見えていますね

酷い所では社員では無い大学生たちにもノルマが課せられている所があります

生徒さんたちにとって、本当に必要な学習時間の確保ではなく

利益の為の学習時間となり下がります

 

やたらと設備にお金をかける塾

一時、塾業界に詳しいとされる方達が「正しい塾の選び方」等と題して

塾の設備やサービス精神(表面上の)を説明会などでチェックしましょう~!

といった記事が盛り上がっている時期がありました。

設備にお金をかけるのも、広告にお金をかけるのも、全ては生徒さんご家庭から

捻出されているお金です。

清潔である事は最低限必要ですし当たり前の事です。

しかし、必要以上の贅沢品が必要でしょうか?(高級なイスとかデスクとか、棚とか装飾品とか・・)

また人柄や授業の進め方は説明会ではわかりません。

*私は一斉の説明会でお互いを理解する事は不可能という考えがあり、説明会は実施していません

 

また自習室が備えられている塾は増えましたが、本当に機能しているのか不安です

デスクごとに仕切りがあり、隣とのプライベートを守れる事は利点ですが

管理者の目が届かず、“快適なお昼寝スペース”や“趣味の時間”となっている

という話を耳にする事は珍しくありません。

これも表面上のサービスとなり機能的、効率的とは言い難いです。

図書館のような、大きな机を皆で共有している方が学習になるかもしれませんね。

そして、管理者が目を光らせている事は最低限必要でしょう。

 

 

来るもの拒まず、去る者追わず

先ほどの入塾テストと重なりますが、通いたい意志のある生徒さんを拒む塾はどうなんでしょう?

そして辞めたい生徒さんを引きとめるのもまたどうなんでしょう?

塾は信頼関係で成り立っていると思います。

信じて付いて来てくれなければ何も良い方向には進まないと思っています。

塾側が勝手に決めたシステムにのっとり、お子さんの向上に役立つとは考えにくい

状況をまかり通してしまう・・そんなやり方が横行しているのを目にすると残念で悲しい気持ちにります。

 

溢れるほどの教材はいらない

当教室は転塾されていらっしゃった際にまだ使える教材はそのまま

こちらで使わせていただいています。

「今持っている教材を一度全部見せてください」と持ってきてもらうのですが

その数の多さにいつも驚きます。

そしてその大半が使われないままになっているんです。

私どもの教室でも多くの教材を使っています

しかし、その全てを購入して頂く必要はないと考えています。

教材はシンプルに使いこなしてこそ価値があると思いませんか?

 

 

長文を最後までご覧頂きありがとうございました。

まだまだあるのですが、箇条書きにするほど簡単には伝えられないので

またいつか書きたいと思います。

教育はお金がかかる上に、お子さんの人生を左右する大切な役割を担っていると思います。

また十人十色で、万人にとって良い塾も存在しないと思います。

ですからお子さんに本当に合った塾を真剣に探される事が賢明ですね

私も経験からその大切さを学んだ一人です。

良い塾と巡り合えますように!!



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。