この夏休みを利用して、中学2・3年生と集団討論をしています。
この参加費は無料!(塾内生のみ)
今日はその2回目でした。
1回目に、自分の考えを順序立てて話す事を意識する練習をしました
今日はある程度形にして、人の意見と自分の意見とを対比させ
最終的に自分の意見をまとめるというちょっと高度な討論です。
議題にしたのは
「誠実に行動する事」
難しいですね・・・・
これにはあるお話を使いました。
野球の試合で起こった自分しか知らない「アウト」に主人公は
罪悪感と葛藤します。(本当はセーフだと知っているのはキャッチャーだった自分だけです)
本当はセーフなのにその事を自分が口にしてしまうと自分たちのチームはサヨナラ負けだったのです。
本当はセーフで県大会への切符を手にしたのは相手のチーム・・・・・
勝利を祝う仲間に言いだす事も出来ず、県大会に向かってしまいます。
全員に、主人公に対する気持ちを発言してもらい討論をします。
意見は勿論分かれます。分かれたそれぞれの意見の根拠、なぜそう考えたか?
生徒さんのほとんどが、言いたい意見が心の中から溢れているのはわかりますが
上手く言葉にできません。(悔しそうです)
ある生徒さんが、しどろもどろになりながら意見を発表してくれました。
「それを自責の念というのよ」と言うと
「何それ~~しらないよ~~」とみんな(^_^;)
そうなんです。大人が言ってしまったら一言でも、今の生徒さん達には
まず、その状況を深く考える事に慣れる必要がある。
討論の中こんな質問をしました。
「自分が主人公の立場ならセーフであった事を報告しますか?」
解答は8割の生徒さんが「報告しない」でした。
2割の生徒さんと意見が分かれたわけです。
そこで何が想定できるか?
「いじめ」が発生するでしょうね。
そこに触れるつもりはありませんでしたが、それが討論の良い所です。
今日の討論「誠実に行動する」については
その難しさや弊害について考える事ができました。
物事を深く考えて、言葉を探す習慣が付いてくると
物の見方、考え方も変わってきます。
生徒さん達にとって、色々な意味で良い経験になったと思います。
さて、次の議題は何にしようかと、今から考えています。
次回は8月22日。お盆過ぎですね!夏休み・・あっという間です!!