高校生の生徒さん達が私の所に集まって来てはいろいろな話をしています
性別も学年も超えて、みんなが対等に意見を出し合っています
素直に出て来る自分の考え
それを素直な気持ちで聞いてくれる仲間達が私の前で会話をしています
塾長という、親でも教師でもない立場の大人
それは子ども達にとってどんな存在なんだろう?と考えるときもあります
子ども達は、本当は親御さんに言いたい事
学校に向けて、社会に向けて言いたい事を私に伝えているように感じます
学習指導は講師陣が、メンタル維持は私が受け持っているのは
そうしようという力が働く前に子ども達が作り上げて来たのかもしれません
「この教室の生徒さん達は学力が高いお子さんが多いですね」とベテラン社会人講師が言ってくれます
15年以上を様々な塾で、多くの生徒さん達をご指導されて来たからこそ
その言葉は信憑性があり、嬉しく頂戴しています
入塾当初、全くやる気もなく成績も下だった生徒さん達が、少しずつ、でも確実に勉強にとりくみ
自信をつけて行き、気がつけば周囲からの認識も「出来る子」になり
その事で更に自信をつけ、目標を持って意欲的に机に向かう生徒さん達です
生徒さん達のこうした素直な努力がそこにある事は間違いないのですが
その時、本当に必要とされるのは「ご家庭の支援」と「塾の体勢」が同じ方向を向く事だと確信しています
当教室から高校受験をする生徒さんの受験期での偏差値は(Vもぎ)
60~73と、入塾当初から考えると15~20ほどのUPとなっています
入塾期が遅ければやはり「偏差値20伸ばす」という壁は厚いのですが、それでも10以上の上昇は期待できます
偏差値が10上がるという事は、選択できる高校範囲は大幅に広がり「自分にもできる」という自信を持って
高校生活を送る事ができる切っ掛けになりますね
ここで勘違いしてはいけない事、「塾に預ければ伸びる」という他人任せでは伸び幅が小さいという事です
当教室のご家庭の親御さんならその事をよくご理解して下さっていると思います
どういう事かと言うと
塾側が「これからこうした取組みを行いますので、ご家庭ではこんな声掛けをして下さい」などの協力体制をつくり
それを実行するのです
時々塾に立ち寄って下さり、お子さんの生活に付いて、学習について一緒に考え
より良い方法を見つけたり、取組んだりしているうちにお子さんがみるみる変わって行くのがわかります
どのご家庭でも順調に物事が運ぶ訳ではありません
これまでの経験で「伸びない」お子さん=支援頂けなかったご家庭もあります
まさに時代を反映していると感じる一例としては
「ゲーム機器の使用」に関してです
これまでも、時々ゲームと学力については書いてきましたが、本当にこれは強敵です
ゲームをするなとは言いませんが、その程度に問題がありますよね
ゲームにのめり込んでいるお子さんを伸ばすのは至難の業です
いくら指導しても、反復練習をしてくれないのではテストで結果を出すのは難しいでしょう
伸びないお子さんの原因がゲームだとした時に、使用程度を調節できるのはご家庭にあります
実際にゲームをしている時間の問題もありますが、”考えている”のがゲーム中心ではやはり伸びません
他の例は
「勉強しなさい」「なんでこんな点数なの?」と口を開けばお子さんを責め立てる発言をする事です
結果に対して(点数)文句を言っても、過ぎた事を攻められても改善出来ません
結果ではなく、取組みを的確に指摘する事が必要です
勉強しなさいという抽象的な言い方ではなく、具体的に「学校の宿題は終わった?」「塾の宿題は忘れてない?」等
子どもがやらなくてはという気持ちを後押しする事と、結果に対してではなく
そこから反省をして、次にどう活かすか?という話し合いをする事です
出来た問題に着目し、「これが出来たんだから、きっとこっちも出来るよ」と
励ます事です
こうしたちょっとした取組みでお子さんが飛躍すると考えたら、そう難しい事ではないと思います
親御さんが変わればお子さんも変わります
そして、私にとって一番頭を悩まさせられるのは
お子さんの意欲を削いでしまうご家庭の取組みです
正直、その事についてはなかなかお伝えする事は難しいです
親御さんは善かれと思って取組んでいますし、それがそのご家庭のやり方
という場合もあります
なので同じ方向性を持って取組みたいのですが、それがお子さんの成長に繋がるか?
と考えた時、賛同しかねる時があります
子どもはペットではありません
ロボットでもありません
感情を持った一人の人間です
そして家庭に必要なのは笑顔と会話です
安心できる場所であり、誰より信頼できる人がいる場所です
お子さんにとって、そういった場所になっていますか?
思春期や反抗期があり、お子さんとの会話が減っている場合もありますが
それでも、家が落ち着く場所になっていれば親子の関係は良好と言えるでしょう
なぜそれが一番困るのかと言うと
親子関係が良好でないお子さんは伸びない事が殆どだからです
親が思っている以上に子ども達は親との関係を気にかけています
始めに書いたように、毎日の子ども達との会話から明らかに伝わってくるのです
良好な親子関係がある事が全てのベースだという事をぜひ思い出して頂きたいです
高校生さん達が私の周りに集まって、楽しそうに話している姿を見て
中学生さん達もやってきます
昨日は中1の生徒さんが2人で来て、「どうやったら単語を覚えられますか?」と質問してくれました
そこで、高校生に会話に入ってもらいました
毎週100単語テストをしているからです
先週は78/100、今週は87/100点
だんだん取れて行くようになっているのを見せて「やればできる」というある意味当たり前ですが
その実例を見せてから
こんな風にしてみたら?というアドバイスをしました
これまで自分で単語を調べるという事を億劫に思っていたのかもしれませんが
高校生も、こうやって頑張っているんだ!と目にする事で
自分もやってみようという意欲をわかせる事ができます
しかし、ご家庭がそうした取組みに賛同してサポートして頂けなければ、こうした会話も無駄になりますよね
今年高校受験生になる生徒さんも来ました
宿題や課題も増え、運動部に所属している生徒さんは大忙しでしょう
「どう?大丈夫?」となんとなく質問すると
「まだなんとか大丈夫ですよ」と苦笑い
「辛くなる前に相談してね」と返事をすると
「はい、お願いします。」と頭を下げて帰って行きました
こんな何でもないやり取りが、意外と生徒さんの心の安定に繋がるものです
今日は長くなりました、最後までお読み頂きありがとうございます
とても大切な事だと思います、ぜひ今一度お子さんとの関係を良好に保つ取組みに目を向けてみて下さい