さいきんの流星光
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『HERO』観ました。
スマップの木村拓哉主演する検事ドラマの映画化。
以下、ネタバレありますのでご注意を。












映画が始まってから10分以上、何も起こらずイライラ。時間の無駄だっつーの。僕は日本映画のこういうところ大嫌い。まあそれが『HERO』の世界観だと言えばそれまでだが…う~む、そんな説明では釈然としないな。

うむむ…韓国まで行ったはいいけど、行っただけって感じ。世界観がスケール小さいよ。宣伝でよく見た、木村拓哉が走りながら「雨宮ーー!」と叫ぶシーン…すぐ助けられて完全に肩すかしだった。それ以外に危機的状況はなく、安全に安全に事は進んで行く。

華岡議員の登場でタモリ登場。タモリのキャスティングに驚きはしたけど、完全にミスキャスティング。僕は基本的にタモリさんにはクリーンなイメージしか持ってないんだよなー。あんな悪役で登場されても…そういう目で観られないよ。逆にもっと若くて悪いヤツとかの方が意外性もあってよかったんじゃないかと思ったのは僕だけか。妻夫木聡とか、あの辺の。

「小さな事件だって当事者にとっては重大事件だ」という信念の下に周囲の意見も聞かず突っ走るというのはキムタクの基本キャラになりつつあるな。今やってる『CHANGE』もそうだ。でも、なんかスケールが小さい感じがしてならないんだよな。たまたま華岡議員の事件にからんでただけで偶然でしょ?映画にするほどの話じゃないよね。

やはり「企画ありき」で映画を作ってしまうから、こういう事になってしまうんじゃないかと思うのです。映画にふさわしい、映画でなければ出来ない、そういう話が出来てから企画を立てて欲しいものです。

テレビドラマの映画化って、結局、トップからの命令で「人気があるからやれ!作れ!」ってことで企画がスタートする訳でしょ。そこから、さあ話はどうしよう…って考えるんだから、その場しのぎの内容にしかならないのは当たり前って気がする。ドラマの世界観を壊さないように、ことなかれ主義の映画作りを求められるんですよ。監督も大変だよ。ま、でもテレビドラマの監督なんだからいつも通りか。
じゃ映画じゃないじゃん!って事ですよ。単なる2時間のテレビドラマ。

そっか。結論出てしまいました。
映画だと思うなっちゅー話ですな。


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