時間ないからもう絵とかこだわってる場合じゃないです。
仕方ないのでブログ更新。
気まぐれにテレビをつけた時にナレーターが喋っていた言葉。
自分らしさ。
「自分らしさ」って、すごく便利でズルい言葉だよね。
何やっても最後は「自分らしさ」って言っちゃえばいいんだから。
思い切ったことやっても自分らしさ。
何もせずにじっとしていても自分らしさ。
でもなぜか、クリエイティブな活動したり、
どっか行って何かを感じたり、涙したり、
ポジティブなことに対して「自分らしさ」って使いますよね。
やっぱり人は、そういうところが本当の「自分らしさ」なのだと思いたいのかねぇ。
でも、締め切りがあるのに、何となく仕事する気がしなくて、
ずっとテレビばっかり観て時間を潰しているのも「自分らしさ」だし。
仕事が出来ないことを、ブログでずっとグチってばかりいるのも「自分らしさ」な訳だと思うんです。
…っていうか…、「自分らしさ」って口にするのが恥ずかしくなってくるくらい意味ない言葉ですよね。
何でも自分らしさなんだから。(あ、同じこと2回言っちゃった)
結果的に言えば、
何を「自分らしい」と感じるか、
「自分らしさ」って事にしたいと自分自身が思っているか、
って事でしょ。
「自分探しの旅」っていう言葉もありますね。
アレもよく分からなかったけど、さいきんはちょっと分かります。
今、僕は、自分が何が好きで何をやりたいのか、
まったく分かりません。
ちょっと旅にでも出て、いろいろ考えてきたいですよね。
何もしない時間が必要だ、とも思ってます。
普段は、確かに何もしていない時間が多いけど、
けっきょく「何かしなきゃ」と思ってしまうので、
何かしちゃうんだよね。
お金を稼ぐために漫画を描かなきゃ。
描いて、どっかの出版社に売り込みに行かなきゃ。
売り込みに行くことを前提とするなら、こういう漫画描かなきゃ。
となって、結局、自分が何をやりたいとか、そういう事は二の次になってる気がします。
だいたい、俺は漫画を描きたいのだろうか?
放って置かれたら、何をする?
そう考えることが「自分探しだ」と思ったりします。
一週間時間があったら、何をする?
何も思いつきません。
僕は、自分の家の中に閉じこもって、窓から空を見ているだけの囚人です。
僕は、世界を知らなすぎます。
東京の西荻・荻窪・吉祥寺・練馬…そのくらいしか知りません。
もっと世界を見てみよう。
僕は何も知らない。
何も見ていない。
じっと壁に向かって座っているだけの男なのです。
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