肥宝館 -貧すれば丼する-

【八丁堀】 昭和「昭和特盛り(1100円)」

知る人ぞ知る八丁堀の名店「昭和」

東京メトロ日比谷線の八丁堀駅と茅場町駅のちょうど中間。鈴らん通り沿いで営業する「昭和」へ。元々この場所にあったラーメンと粥の名店「真好味(しんほうみ)」の味を受け継いでおり、現在の「昭和」は三代目が切り盛りしている。真好味の頃から基本的に取材はNGなので、知る人ぞ知る名店といった感じだ。

店内はカウンターのみ9席程度。夜になると一杯引っ掛ける常連の姿もチラホラ。麺メニューは、昭和30年代名店の味と銘打った「昭和ラーメン」と、辛さが選べる辛みそラーメン、あっさり清湯の醤油ラーメンを提供。また夏季限定で「しょうゆ冷やし中華」も啜れる。ちなみに昭和30年代の名店とは「真好味」を指している。

そうそう、こちらの「辛みそラーメン」は①普通辛 ②ちょい辛 ③大辛 ④激辛 までは良いが、それ以上が⑤尻泣かせ ⑥救急車 ⑦霊柩車 と物騒なネーミングだ。特に⑥と⑦は洒落にならない辛さだそうで、要予約&承諾書必須の危険物。死にたくないので、今回は「昭和ラーメン」の麺大盛り+具増量にあたる特盛りで注文した。

3日かけて丁寧に仕込んだというスープは、鶏ガラをベースに昆布や帆立貝柱など乾物系を加えた黄金色の清湯。脂は最小限に抑えてあり、スッキリとした飲み口だ。出汁は旨味の層が厚く、塩ダレは角が無く味に円みがあり、いつまでも飲んでいられる。麺は高加水でチュルチュルの中細麺で、スープとの相性も良い。

もちろんトッピングも手抜かり無し。国産の高級豚肩ロースを使用したチャーシューは炙ってあるので香ばしく、厚切りで絶品。メンマは醤油ダレでしっかり味が付いていて、モヤシはシャキシャキで旨い。固茹での味玉も具合が良い。あっという間に完食してしまった。次回は「辛みそ」を死なない程度のレベルで啜ってみたい。

<店舗データ>

【店名】 昭和
【住所】 東京都中央区日本橋茅場町3-8-12
【最寄】 東京メトロ日比谷線「八丁堀駅」徒歩3分

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