肥宝館 -貧すれば丼する-

【市ヶ谷】 麺や 庄の「今月の創作麺〜牡蠣味噌らぁめん(1000円)」

月替わりの創作麺が魅力の「麺や庄の」

JR市ヶ谷駅から歩いて2分ほど。市谷見附交差点そばにある「麺や 庄の」へ。こちらは、庄野友治氏率いるMENSHOグループの総本山とでも言おうか。ラーメン作りを独学で体得した庄野氏が2005年、最初に創業したのが市ヶ谷なのである。国内数店舗に加え、2016年には海外に進出。サンフランシスコでの成功は記憶に新しい。

店はレギュラーメニューとして濃厚豚骨魚介のラーメン、つけ麺を用意しているが、やはり「庄の」と言えば月替りの創作麺が看板だ。これまでも松茸と鱧、秋刀魚と秋茄子、鰈、初鰹といった旬の食材から、鰻、蝦夷鹿、チョコといった変わり種まで様々チャレンジしてきた。その軌跡は店内に貼られた写真で振り返ることが出来る。

今月の創作麺は「牡蠣味噌らぁめん」とのことで、迷わずオーダー。白い切立丼に盛られた美しい丼相の一杯だ。スープは天然の牡蠣で出汁をとり、北海道赤味噌と粕白味噌をで仕立てたものだそうだ。ひと口啜ると牡蠣の旨味と香りが一気に押し寄せてくる。赤味噌がベースということもあって、嫌な臭みは全く感じない。旨い。

合わせる麺は新潟のもち米で打った「もち麺」だそうだ。丸みのある断面にツルツルの麺肌の中太麺で、モッチリした食感が旨い。しかし味噌と米なんてズルいぜ。具材はプリプリの牡蠣が3つに、西京味噌に3日漬け込んだ低温調理チャーシュー、穂先メンマ、海苔、三つ葉。また薬味として葱、柚子皮、大根おろし、針生姜も。

トッピングが絶品なのは言わずもがな。それぞれの薬味も、スープにランダムに混ざることで、ひと口ごとに表情が変わり良い。最後は「お腹の余裕あったら」と勧められたサービスの雑炊でシメ。針生姜の風味が効いていてサッパリと完食した。かなり久々の訪問だったが「さすが庄の」と感じさせる一杯。牡蠣好きは今月の内にどうぞ。

<店舗データ>

【店名】 麺や 庄の
【住所】 東京都新宿区市谷田町1-3
【最寄】 JR中央・総武線「市ケ谷駅」徒歩2分

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