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肥宝館 -貧すれば丼する-

【御徒町】 とりジンジャー「とりジンジャー 全部のせ(1100円)」

間借りから自店舗へ。評判の「とりジンジャー」

東京メトロ日比谷線・仲御徒町駅の1番出口から東に歩いて2分ほど。JR御徒町駅からも徒歩圏内。住宅と商店が混在するエリアで営業する「とりジンジャー」へ。目立った看板は出していないのだが、入口横の冷凍ラーメンの自販機が目印になる。ご主人の長澤みちと氏は元々、ジュエリーショップの経営者。

飲食業にも手を伸ばそうと、一風堂など幾つかのラーメン店で学び出店に至った。これまで御徒町で2軒の間借り営業を経て、2022年8月1日に自分の城を構えた形だ。当面は水~土曜の営業で、夜営業は金曜のみ。空席があれば入店可能だが、事前予約とウェイティングシステムも併用し行列を作らないようにしている。

カフェのような雰囲気の店内はテーブル中心で10席ほど。麺メニューは鶏+塩+生姜の「とりジンジャー」一本勝負で、麺大盛やグルテンフリー麺への変更、こぶじめ半熟玉子のトッピングなどが可能である。今回は「とりジンジャー」を、玉子と大判海苔3枚を追加した「全部乗せ(1100円)」でオーダーすることに。

薄濁りのスープは鶏と生姜を煮込んだ清湯で塩味は控えめ。スープ自体の生姜の香りは強過ぎず。丼頂に乗る微塵切りの生姜を溶く事でパンチを加えていく。フライドオニオンの香ばしさも手伝って旨いスープに仕上がっている。そこに三河屋製麺の低加水で極細のストレート麺が泳ぐ。歯触りも小麦の香りも良い。

鶏チャーシューは2枚で、プリっとした食感で美味。そして「こぶじめ半熟玉子」だが、こちらは旨味をしっかり卵に閉じ込めてあり、塩味強めで良いアクセントになっている。こりゃ絶品だ。ほか、屋号とキャラクターがプリントされた大判の海苔が計4枚、柔らかな穂先メンマ、カイワレ、刻みネギがトッピングされる。

途中で別皿の「ウルトラしょうが」パウダーを投入。これは高知県産の生姜を蒸してから乾燥させパウダー化したもの。生姜を加熱する事で、体を温める成分=ジンゲロールが、血流を高めるショウガオールという成分にパワーアップするそう。パウダーで丼全体の香りもアップ。鶏と生姜のハーモニー、病みつきになる一杯だ。

<店舗データ>

【店名】 とりジンジャー
【住所】 東京都台東区台東4-5-5
【最寄】 東京メトロ日比谷線「仲御徒町駅」徒歩2分

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