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肥宝館 -貧すれば丼する-

【浅草橋】 麺 ろく月「特製豚白湯(1230円)」

都内トップクラスの豚白湯「麺 ろく月」

JR総武緩行線・浅草橋駅から北へ歩いて4分ほど。福井町通りを越えた先の住宅街で2013年9月から営業する「麺 ろく月」へ。都内でもトップクラスの豚骨白湯を提供する名店だ。ご主人の湯田達巳氏は都内の豚骨系ラーメン店で半年間修行して独立創業したが、オープン当初は苦戦し、約1年半は赤字経営が続いたという。

そんな中で一念発起し、製麺機メーカー「大和製作所」が運営するラーメン学校の門を叩き、味の改良を重ねたという。その甲斐あって徐々に評判が上がり、創業翌年の2014年末には業界最高権威とされるTRYラーメン大賞のとんこつ部門で新人賞1位を受賞した。店内はカウンター9席と4人がけテーブル1卓の計13席。

麺メニューは看板の「豚白湯らぁ麺」に加え「10分かかる特製つけ麺」もラインナップ。それぞれチャーシュー3種、燻製味玉、ワンタン2個、ネギ、ニンニク、メンマを追加トッピング可能だ。また貝柱味、魚粉味の替玉も用意。またライス、半ライス、チャーシューご飯といった飯モノもあり一杯飲ることも出来る。

今回は「特製豚白湯(1230円)」を注文。着丼までは8分ほど。白濁したスープはゲンコツや豚頭をメインに3日間かけて煮込み、寝かせることで旨味を凝縮しているという。さらに野菜出汁や牛乳で味を調整。そこにカエシは昆布や貝、干し椎茸、スルメに5種類の天日塩と3種類の醤油を加え無化調で仕上げているという。

唇がピトッとするぐらいに濃厚クリーミーで絶品である。カエシはあえて控えめに加えることで豚骨の旨味を存分に楽しめるチューニングに。一方の麺は店内の製麺室で打った自家製。パツっとした歯触りでコシがあり、焙煎胚芽を使っているので香りが良く、濃厚なスープに負けない旨い麺だ。箸もレンゲも止まらない。

特製だとチャーシューは豚肩ロース、豚バラ、豚モモと3つの部位が入る。肩ロースは低温調理でみずみずしく。バラ肉はスペイン産のアルティシモというブランド豚を醤油で煮込んだもの。豚モモは低温調理し燻製。いずれも肉の旨味を存分に楽しめる逸品だ。そして味玉もまた燻製されており香りよく、黄身ホクホクで良い味に。

ワンタンは肉餡の旨さもさることながら、モッチリした自家製の皮が相当大きく幅広麺のよう。ほか柔らかな太メンマが2本、京都知七の九条ネギ、黒胡椒がトッピングされる。卓上には粉胡椒、久原のかけ柚子胡椒、辛味噌、唐辛子オイルがあるのでお好みで。最後まで美味しく頂いた。豚骨白湯好きはぜひ一度味わってみて欲しい。

<店舗データ>

【店名】 麺 ろく月
【住所】 東京都台東区浅草橋2-4-5
【最寄】 JR総武緩行線「浅草橋駅」徒歩4分

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