見出し画像

肥宝館 -貧すれば丼する-

【千葉 富里市】 ボウボウラーメン とみ「ボウボウチャーシュー(1150円)」

千葉県発の旨辛「ボウボウラーメン」

東関東自動車道・富里インターをから車で10分ほど。富里市役所や富里中央公園の東側、国道296号線沿いで2016年4月5日から営業する人気店「ボウボウラーメン とみ」へ。富里市には鉄道駅がなく最寄り駅は成田市の京成本線・公津の杜駅となるが、店とは6~7キロ離れているので自家用車での訪問がおススメだ。

この「ボウボウラーメン」だが、元々は茂原発の居酒屋「まる。」で生まれたラーメンをスピンオフしたもの。胡麻ペーストと味噌を合わせたクリーミーなスープに辛みや痺れを加えており担々麺の様な感じだ。2015年に創業した1号店の茂原「たかやま」をはじめ、一時は長柄、東金、成田、旭、本千葉にも店舗を展開。

ローカルチェーンとして人気を博した。ところが2019年に母体の「株式会社まる」が材料費や人件費の高騰などによる経営不振で廃業。全店舗を事業譲渡してしまった。そのため前述の6店はすべて閉店。現存しているのは千葉市若葉区の「かそり店」と、フランチャイズ1号店だった此処「とみ」の2店舗のみとなってしまった。

店内はL字カウンター7席と2人掛けテーブル4卓の計15席。麺メニューは「ボウボウラーメン」を主軸に、勝浦タンタンメン風の「ボウボウタンタン」、辛みの効いた「まぜそば」、たまり醤油を使った「房総くろ醤油ラーメン」をラインナップ。ボウボウラーメンは唐辛子の「赤」、そして山椒の「黒」の2種から選べる。

また辛さも痺れも基本は6段階で、1辛〜3辛まで同料金。プラス30円で4辛、60円で5辛、110円で鬼辛にグレードアップ可能だ。なお券売機には鬼辛の2倍にあたる「大鬼(150円)」のボタンがある上、店内の壁にも8倍鬼、9倍鬼を完食した猛者たちの名前が貼り出されているので、さらなる高みを目指すことも可能のようだ。

今回は「ボウボウチャーシュー(1150円)」の黒を、店のイチオシという3辛でオーダーした。着丼までは8分ほど。スープは豚骨白湯をベースに胡麻ペーストや味噌を合わせたクリーミーなもの。サラリとした飲み口だがコクと甘味が強くクセになる味わいだ。そこに山椒の痺れと辣油の辛みを重ね、まさに旨辛に仕上げている。

そこに合わせる太縮れ麺はモチモチでスープとの相性は抜群だ。チャーシューは厚切りの豚肩ロース肉が5枚。肉の旨味を存分に楽しめる逸品だ。ほか炒めたモヤシとニラと挽肉、それに黒胡麻もトッピングされる。辛みや痺れと甘みが見事に調和しており美味しく完食した。今度は「房総くろ醤油」も啜ってみたい。

<店舗データ>

【店名】 ボウボウラーメン とみ
【住所】 千葉県富里市御料1005-4
【最寄】 京成本線「公津の杜駅」から約6km

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「千葉県」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事