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【住吉】 麺屋 中川會 住吉店「特製 トリュフ香る鴨のせ はまぐり醤油そば(1550円)」

「中川會」2枚目の看板は貝出汁醤油清湯

東京メトロ半蔵門線・住吉駅のB2出口から西へ歩いて4分ほど。住吉銀座通り沿い、ツインタワーすみとし住吉館の1階にある人気店「麺屋 中川會 住吉店」へ。元々は2011年4月に住吉駅そば、四ツ目通りの東側で創業したが2016年2月に錦糸町駅のJR高架沿いに移転。以降は「錦糸町店」を本店として営業している。

こうして一度は創業の地・住吉から離れたものの2017年3月、現在の場所に住吉店を復活。曳舟店と合わせ城東地区に3店舗を展開中だ。「中川會」と言えば「濃厚魚介つけ麺」と残ったつけ汁に投入する「カレヘンライス」が定番だったが、近年、錦糸町と住吉では醤油清湯ラーメンとの2枚看板になったと聞き久々に訪問。

店内はL字カウンターに10席。麺メニューは先述の通り「トリュフ香る はまぐり醤油そば」と「濃厚魚介つけめん」の2枚看板で、この日は限定麺の「特製塩そば」も提供。それぞれ特製トッピング、チャーシュー、味玉、メンマを追加可能で、醤油そばには「鴨のせ」も用意している。もちろん「カレヘンライス」も夜限定だが健在だ。

一方の飯モノには名物「ガツ丼」をはじめチャーシュー丼、新鮮卵かけご飯、ライス、昼限定でミニチャーシュー丼もラインナップ。ビールを飲ることも出来る。今回は値が張るが「特製 トリュフ香る 鴨のせ はまぐり醤油そば(1550円)」を注文することに。待つこと5分ほどでトリュフの香り漂う一杯が到着した。

スープは親鶏、モミジを主軸にホンビノス貝、日高昆布、干し椎茸でバランスを取った清湯だ。そこにキッコーゴ丸大豆醤油、下総醤油、ヒゲタ濃口醤油などをブレンドしたカエシを重ねている。ひと口啜れば貝の風味が口いっぱいに広がり、実に層の厚い旨味を感じる。やや感じる甘味はカエシ由来か。良い味のスープだ。

そして上からはフォアグラ、マッシュルーム、トリュフ、オリーブオイルを合わせた特製ソースが回し掛けられている。これがトリュフの香りと味に深みを加えてくれている。そこに合わせるのは北海道産小麦「ゆめちから」を使った浅草開化楼特製の中細麺だ。日本蕎麦に近い歯触りと食感だが、コシがありスープとの相性は抜群。

全粒粉入りなので小麦の香りも良い。チャーシューは豚肩ロース肉2枚、低温調理の鶏胸肉1枚、そしてジューシーな鴨ロースが3枚。いずれも良い味だ。ほか醤油ダレ染みた黄身ネットリの味玉、穂先メンマ、三つ葉、分葱がトッピングされる。貝の風味と麺の旨さであっという間に完食した。中川會2枚目の看板、さすがの味わいである。

<店舗データ>

【店名】 麺屋 中川會 住吉店
【住所】 東京都江東区住吉1-19-1
【最寄】 東京メトロ半蔵門線「住吉駅」B2出口徒歩4分

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