肥宝館 -貧すれば丼する-

【赤羽】 自家製麺 伊藤「夏季限定 冷やしラーメン 小(850円)」

自家製麺伊藤で夏季限定の「冷やし」を

JR赤羽駅の東口から徒歩1分。駅前交番前の横断歩道を渡ってすぐの人気店「自家製麺 伊藤」へ。北区王子「中華そば屋 伊藤」のご子息が営んでおり、赤羽本店のほか銀座、神田にも支店を展開中だ。かつては浅草にも支店があり通っていたが、2021年4月に神田へ移転するために閉店。伊藤の味は随分とご無沙汰である。

赤羽本店のオープンは2009年5月だが、うなぎ屋「天鰻」の建物をそのまま使い続けているので、昭和感たっぷりのビジュアルだ。入口は店の脇。奥に進むと券売機がある。麺メニューは煮干ベースの「中華そば」と、鶏出汁を加えた「比内鶏そば」の2軸。いずれも「肉そば」を選ばないと、ネギのみの素ラーメン状態になるので注意を。

また、デフォルトのスープ量は麺が浸る程度なので、ヒタヒタにしたいなら「スープ増し(100円)」を注文すべし。ほかに夏季限定で「冷やしラーメン」「つけそば」も提供。また、チャーシュー丼、玉子かけご飯といった飯モノも。中華そば、比内鶏そばとも何度か頂いたので、今回は夏季限定「冷やしラーメン 小(850円)」を注文した。

冷たいスープは煮干がガツンと香り、油少なめでスッキリした飲み口に仕上がっている。海苔の下には出汁氷が2つ。塩味も丁度よく旨いスープだ。そこに合わせるのは、冷水でシメた自家製の中細ストレート麺。ツルっと喉越しが良くコシも強い。スープとの相性も抜群である。しかも麺量多目というのも嬉しいところだ。

チャーシューは温かな肉そば用なので、冷たいスープの中では脂が固まるものの、柔らかく味は良い。味玉は黄身ネットリで美味。丼淵の柚子胡椒を麺に絡めて啜れば、さわやかさ倍増である。最後まで美味しく頂いた。難しい冷やしラーメンを、ここまでのレベルに仕上げるとは。伊藤ブランド、さすがである。

<店舗データ>

【店名】 自家製麺 伊藤
【住所】 東京都北区赤羽1-2-4
【最寄】 JR東北本線ほか「赤羽駅」東口徒歩1分

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