肥宝館 -貧すれば丼する-

【八重洲】 らーめん 七彩飯店「喜多方らーめん(870円)」

名店「麺や 七彩」新業態がヤエチカに誕生

東京駅の東側に広がる八重洲地下街「ヤエチカ」。その2番通りの一角に2021年8月27日にオープンした「七彩飯店」へ。こちらは、ミシュラン・ビブグルマン掲載の八丁堀の人気店「麺や 七彩」がプロデュースする新業態のラーメン店だ。コチラの初号店を皮切りに、今後は直営・FC含め、積極的に店舗展開していく予定とのこと。

店内はU字カウンター2つの約20席。オープン直後ということもあり、麺メニューは「喜多方らーめん」と、チャーシューを増量した「肉そば」の2択。味玉やネギ入りは準備中という。また、屋号の「飯店」が示す様に町中華のエッセンスも盛り込んだそうで、今では珍しいソース味の焼飯「東京ソースチャーハン(670円)」も用意している。

そしてこの焼飯はあくまで第一弾で、今後は「ジャンボシウマイ」などの新メニューも順次投入する予定だそう。楽しみだ。今回はシンプルに「喜多方らーめん(870円)」をオーダーした。澄んだスープは豚骨と魚介出汁の清湯で、白醤油のカエシで味をまとめている。塩味は強すぎず、アッサリと優しい味に仕上がっている。

というより、相当に薄味だ。もう少し、出汁の旨みが欲しかったか。そして八丁堀の「七彩」はオーダーを受けて厨房で麺を手打ちするが、コチラは流石にそこまでは・・・。ただ、多加水で麺肌ツルリ、モチっとした食感の麺はハイレベル。スープとの相性も抜群である。若干柔らか目の茹で具合だったのは、ちょっとしたブレだろう。

チャーシューは醤油ダレで薄く味付けされた豚バラ肉が4枚。赤身と脂身のバランスが良く、大きく食べ応えもあって絶品だ。こりゃ肉そばは相当なボリュームだろうな。ほか、上から胡椒を振った歯応えあるメンマ、刻みネギがのる。朝からでも啜れそうなアッサリした一杯、あっという間に完食した。2号店はどこに出すのだろう?

<店舗データ>

【店名】 らーめん 七彩飯店
【住所】 東京都中央区八重洲2-1
【最寄】 JR「東京駅」八重洲口徒歩5分

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