肥宝館 -貧すれば丼する-

【神田】 ラーメン神田クオーレ「SALT 塩(900円)」

イタリア料理店でランチ限定の絶品麺を

JR神田駅の東口から中央通りを日本橋方面へ徒歩約5分。神田鍛冶町の路地に2021年6月10日オープンした「ラーメン神田クオーレ」へ。和牛の旨いイタリア料理店「神田クオーレ」が、ランチ限定でラーメンの提供を始めたのだ。オープン早々、ラーメンファンの注目を集めているのだが、その理由は厨房の木村達男氏にある。

木村氏は元はカレー職人だったが、赤羽の人気ラーメン店「麺処夏海」で修行。さらに日本橋「麺処こはる」でも腕を振るった人物。残念ながら2021年5月に「こはる」は閉店したが、直後「クオーレ」で木村氏復活。イタリアで修行したシェフ2人と共に作ったラーメンは、店頭看板によれば「食べてみ?飛ぶぞ?!」と。期待が集まるワケだ。

店内はカウンターに5席と、2人がけテーブル7卓の計19席。麺メニューは「SALT 塩」「SOY 醤油」の2種を主軸に、夏季限定のトマトかけそばと、1日15食限定サーロインラーメンも用意している。なお限定麺はオープン以来、トリュフそば、鯛白湯ラーメンなど個性的な一杯に挑戦し続けている。今回は「SALT 塩(900円)」をオーダーした。

澄んだスープは干し貝柱や鯛干しなどの出汁を中心とした清湯だ。そこに同じく鯛干し、帆立貝柱、椎茸の出汁に岩塩や海塩など数種を加えた塩ダレを重ね、味を整えている。塩味は強すぎず、じんわりと優しい味の飲み口だ。そこに、小麦の香り高い中太麺を合わせている。ツルっとした麺肌でコシもあり食べ応えも十分。良い麺だ。

トッピングは低温調理で薄切りの肩ロース肉が1枚と笹切りのネギ、そしてトリュフペーストのみ。シンプルだがいずれも良い味で、特にトリュフペーストは徐々にスープに溶かせば、味に深みが生まれ至福の味に。さすがの一杯、あっという間に完食した。平日昼のみの営業とハードルは高いが、近いうちに限定麺を啜りに行くとしよう。

<店舗データ>

【店名】 ラーメン神田クオーレ
【住所】 東京都千代田区鍛冶町1-10-8
【最寄】 JR山手線「神田駅」東口徒歩5分

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