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肥宝館 -貧すれば丼する-

【小伝馬町】 拉麺 はま家「特製しそ塩そば(1350円)」

蛤と紫蘇が融合。唯一無二の一杯

東京メトロ日比谷線・小伝馬町駅から秋葉原方面に歩いて1分ほど。人形町通りから少し東へ入った路地に2023年6月16日にオープンした「拉麺 はま家」へ。元々は仙台の歓楽街・国分町で2017年6月に創業。三重県桑名産の蛤を使ったスープに紫蘇や柚子を合わせた独創的な一杯で人気を博すも、2021年4月にコロナの影響で閉店した。

だが翌月、東京・六本木の居酒屋「餃包」で平日昼のみ間借りして営業再開。そして小伝馬町に移転し再び独立店舗に。店内はL字カウンターに8席。麺メニューは蛤+鶏の「しそ塩そば」「ゆず塩そば」を主軸に、1日約20杯ずつ限定の「牡蠣とあさりオイル醤油そば or 塩そば」や、10食限定「トマトオイル塩そば」も提供している。

いずれも麺大盛はなく、全て「替え玉」での対応となる。また飯モノも豊富で、炙り肉飯、味玉飯、炙り湯葉筍飯、卵かけご飯、白ご飯に加え、数量限定の「ローストポーク重」「黒毛牛丼」もラインナップ。瓶ビール、角ハイ、レモンサワーを飲る事も出来る。今回は「しそ塩そば」の特製(1350円)をオーダーすることに。

着丼までは6分ほど。特製トッピングは別皿での提供だが、ビジュアルだけで早くも旨い予感が。薄濁りのスープは先述の通り桑名産蛤の出汁に丸鶏を重ねたもの。鶏はあくまで味の下支え役で主役は蛤。一口啜れば貝の旨味がグッと押し寄せてくる。そこにバジルソースの様に葉をペーストにした「しそオイル」が浮かぶ。

清涼感ある紫蘇の香りが蛤とマッチし美味である。オリーブオイルが両者のつなぎ役として使われているようでパスタのような感もある。そこに菅野製麺製の麺肌がツルリとした中細麺が泳ぐ。麺線美しく、スープとの相性も抜群だ。ほか、丼には身がプリっとした殻付きの蛤、サラダほうれん草6枚、カラフルなアラレが乗る。

チャーシューは店のロゴをあしらった低温調理の鶏胸肉、葉ネギの乗ったローストビーフ、レアな仕上がりの豚肩ロースが1枚ずつ。いずれも肉の旨味を存分に楽しめる逸品だ。ほか炙って香ばしいメンマ、黄身ネットリの味玉が付いてくる。満足度の高い一杯、あっという間に完食した。次回は牡蠣系も啜ってみたいところだ。

<店舗データ>

【店名】 拉麺 はま家
【住所】 東京都中央区日本橋小伝馬町8-5
【最寄】 東京メトロ日比谷線「小伝馬町駅」徒歩1分

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