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肥宝館 -貧すれば丼する-

【江戸川区中央】 鶏節麺かびら「特製 中華そば 醤油(980円)」

江戸川区の穴場。丁寧な仕事が光る「かびら」

JR新小岩駅から南東方向へ1.3キロ、徒歩20分ほど。国道14号=千葉街道(旧道)沿い、江戸川総合文化センターの近くで2021年6月から営業する「鶏節麺かびら」へ。界隈は江戸川区の中央地区と呼ばれ、区役所を中心に図書館や文化センター、公園などが集まっているが、鉄道空白地帯のため区民でないと用事は少ないだろう。

さて「かびら」だが、店内はカウンター6席と4人掛けテーブル2卓の計14席。麺メニューは、鰹出汁主軸の「中華そば」が醤油と塩の2種あるほか、鶏主軸で鰹も香る「濃厚鶏白湯そば」、中太麺と平打ち麺から選べる「濃厚鶏鰹つけ麺・辛つけ麺」も提供。また、チャーシュー丼、ラー油入りの卵かけご飯も用意している。

今回は「中華そば 醤油」を特製(980円)でオーダーすることに。スープは京都の老舗・福島鰹から取り寄せた荒本節と昆布を炊いた出汁に、鶏白湯を重ねたもの。鰹の香りが前面に出て、鶏が旨味を下支え。カエシの影響だろうか、甘めの味付けが印象的なスープである。そこに合わせるのは中太の縮れ麺。

タピオカ粉が練り込んであり、モチモチした食感がたまらない。そして目を引くのが丼を覆うチャーシューだ。豚肩ロースのレア肉が3枚と、その下には炙ったバラ肉が3枚。どちらも薄切りで、特にレア肉はしっとりした仕上がりで絶品である。そして味玉には奥久慈卵を使用。ネットリした黄身はコクがあり良い味に。

ほか、甘めの味付けの鶏肉団子、シャキシャキの小松菜、歯応えある太メンマ、海苔、刻んだ紫玉ネギがトッピングされる。卓上には黒煎り七味、魚粉、自家製のラー油肉味噌が用意されているのでお好みで。丁寧な仕事が施された一杯。スープの甘味は強めだが、嫌な後味なく完食した。次回は鶏白湯も啜ってみたい。

<店舗データ>

【店名】 鶏節麺 かびら
【住所】 東京都江戸川区中央4-21-13
【最寄】 JR総武本線「新小岩駅」徒歩20分

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