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肥宝館 -貧すれば丼する-

【荒川遊園地前】 魚貝中華そば 西尾久さんご「煮干ラーメン トリュフ風味(800円)+煮卵(100円)」

荒川遊園そばの新店は「魚貝」にコダワリあり

都電荒川線・荒川遊園地前停留所から、荒川遊園通りを南へ徒歩3分ほど。JR尾久駅からも等距離。西尾久七丁目交差点そばの住宅街の一角に、2022年1月23日にオープンした「魚貝中華そば 西尾久さんご」へ。店内はカウンターのみ5席。定年後に一念発起して開業したご主人と奥様が店を切り盛りしている。

卓上のPOPによると、コンセプトは「魚介の味を中心に据えたラーメン」とのこと。そして食材も、例えば醤油は和歌山の堀河屋野村など3種を使用。節類は枕崎は的場水産の本枯節、煮干は瀬戸内の中羽いわし、昆布は道南の真昆布、海老は国産の車海老と白姫海老、麺は香川の讃匠に注文…と産地にも拘りがいっぱいだ。

ラーメンは「煮干ラーメン トリュフ風味」の1本勝負。つけ麺が「濃厚魚貝豚骨」「濃厚エビ豚骨」「エビトマト豚骨」の3種をラインナップしている。どちらも替え玉(麺100g)を用意しているほか、チャーシュー丼やライスといった飯モノも提供。今回は「煮干しラーメン トリュフ風味(800円)」に煮卵(100円)を加えて注文した。

スープだが、表面には煮干しの銀粉が浮かぶが、その下はアッサリした清湯である。嫌なエグ味はなく、カエシの塩味も控えめで煮干しの旨味を楽しめる飲み口に仕上がっている。バターも香るトリュフソースが、濃厚さをプラス。トリュフの香りは強すぎず、煮干しの邪魔をせず上手く調和している。面白い組み合わせである。

麺はワシっとした低加水の細麺で、麦の香りも食感も抜群だ。チャーシューはホロホロの煮豚が2枚と、胡椒の効いた低温調理の鶏胸肉が2枚。どちらも良いお味。別皿で提供された煮卵は節出汁の優しい味付けに。黄身もトロっと仕上がっており旨い。ほか、トッピングには香りの良い海苔とホウレン草が乗る。

具材一つ一つにも丁寧な仕事を感じる一杯。あっという間に完食した。これは海老系など別のメニューも気になるところだ。なお、22年3月現在「当面は金土日のみの営業」との事なので、訪問する際はご注意を。また工事で休園中の荒川遊園も、春にはリニューアルオープンとなる。界隈に出かけた際には是非どうぞ。

<店舗データ>

【店名】 魚貝中華そば 西尾久さんご
【住所】 東京都荒川区西尾久7-1-10
【最寄】 都電荒川線「荒川遊園地前停留所」徒歩3分

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