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肥宝館 -貧すれば丼する-

【平井】 拉麺 生姜と肉「新潟生姜醤油叉焼麺(1400円)+味玉(100円)」

釜焼き肉が絶品!平井で啜る長岡生姜醤油拉麺

JR平井駅の北口から歩いて2分ほど。まつむし児童遊園そば、西友の裏手の路地に2023年7月3日にオープンした「拉麺 生姜と肉」へ。ご主人の佐藤幸樹氏は、都電三ノ輪橋駅前で「手打ち極太麺 ジョニーの味噌」を経営していたが、店舗老朽化などを理由に2022年11月に閉店。場所も屋号も変え、ここ平井で再スタートを切ったのだ。

ご主人は新潟市江南区の出身で、実兄は「なおじ」をはじめ「ラーメンおこじょ」、「中華そば鬼にぼ」など、新潟県内外で人気店を経営する佐藤直人氏だ。そんな縁もあり「ジョニーの味噌」も一時、燕市に支店を構えていた事がある。そして「生姜と肉」では、屋号の通り新潟県長岡市のご当地麺・生姜醤油ラーメンを提供。

しかもチャーシューは軒先に置かれた焼豚釜で仕上げた逸品という。越後もち豚を一頭買いしバラやロースからモモ、時には希少部位まで使う部位は毎日様々。こりゃ楽しみだ。店内はカウンター6席のみ。混雑時は先に食券を購入し、道を挟んで向かいの西友の壁沿いに並ぶルール。ただ違法駐輪が邪魔なのでケースバイケースかも。

訪問した日はご主人のワンオペで入店客数を少な目にコントロールしながら営業していた。そのため2人出てきたらすぐ2人呼び込まれるというわけではない。麺メニューは「新潟生姜醤油拉麺」と「新潟生姜塩拉麺」の2種があり、それぞれ叉焼、味玉、ネギ、味玉、ほうれん草、メンマ、海苔を追加トッピング可能だ。

また、かなり値は張るが拉麺にプラス900円すると「特製全部盛(1800円)」にグレードアップすることも出来る。ほか、魚沼産コシヒカリのライスやチャーシュー丼も用意。前述の通り、今回はチャーシュー狙いだったので「新潟生姜醤油叉焼麺(1400円)」に「味玉(100円)」を加えて注文した。着丼までは待つこと8分ほど。

スープは、卓上の説明書きによると地鶏、豚骨、豚肉を中心に炊いた動物系主体のスープに、天然醸造の醤油「郷土の実り」をはじめ再仕込み、たまり、濃口と新潟産醤油のみを使ったカエシを重ねているそう。生姜の風味は前面に出過ぎず丁度良い塩梅。高知県産の大生姜や黄金生姜など辛みある生姜でスッキリ仕上げている。

そこに新潟和麦「ゆきちから」をはじめ、数種類の和麦を合わせた自家製の中細麺を合わせている。番手は18番。ツルリとした喉ごしで小麦の香りも良く、スープとの相性も抜群だ。そしてチャーシューだが、この日はバラ、肩ロース、ロース、モモを使っていたようだ。味付けも厚みもバラバラで、どれも絶品。食べ応えも十分だ。

特にバラ肉は燻して香ばしく脂身もジューシーで最高の出来である。こりゃライスを頼んでも良かったなぁ。味玉は黄身がトロリと溶け出し美味である。ほか、ほうれん草、ナルト、柔らかな太メンマ、海苔がトッピングされる。生姜のきいたスープも肉も麺もハイレベルで美味しく完食した。次回も叉焼は外せないな。

<店舗データ>

【店名】 拉麺 生姜と肉
【住所】 東京都江戸川区平井5-14-7
【最寄】 JR総武緩行線「平井駅」北口徒歩2分

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