肥宝館 -貧すれば丼する-

【千葉 五井】 中華蕎麦 円雀「特製とりSoba(980円)」

沼津の名店出身店主が作る実直な一杯

JR内房線の八幡宿駅と五井駅のほぼ中間点で、どちらからも歩くと25分ほど。平成通り沿い、君塚2丁目交差点そばに2020年10月19日にオープンした「中華蕎麦 円雀(えんじゃく)」へ。元々は2018年に同じ市原市内のちはら台で開業。ご主人は沼津の人気店「麺屋 卓郎商店」での修業を経て、ラーメン激戦区の市原で独立創業した。

店内はカウンターとテーブルに加え、奥には小上がりもあり寛げる。麺メニューは丸鶏醤油の「とりSoba」、鶏+煮干の「にぼしSoba」、鶏白湯「こってりSoba」、あっさりの「Tukeめん」、海老香る「まぜSoba」をラインナップ。チャーマヨ丼やTKG、焼き餃子も用意している。今回は基本の一杯「とりSoba」を特製(980円)で注文した。

茶濁したスープは丸鶏ベースの出汁に、淡い白醤油中心のカエシを重ねたもの。鶏出汁を前面に押し出したチューニングで、嫌な臭みは皆無だ。メニューには「あっさり」とあり、確かに粘度は低いが、鶏油たっぷりで重量感もなかなか。そこに合わせる麺は低加水の中細ストレート。ツルっとした麺肌で、スープとの相性は良い。

チャーシューはホロホロの豚バラ、豚肩ロース、しっとり低温調理の鶏胸肉で、いずれもいい味。ほか、黄身ネットリの味玉、甘めのメンマ、香りの良い海苔、笹掻きネギ、彩りのベビーリーフがトッピングされる。980円でこの内容はお得である。SNS受けするタイプの派手さは無いが、実に丁寧に作られた一杯。次回は何を啜ろう。

<店舗データ>

【店名】 中華蕎麦 円雀(えんじゃく)
【住所】 千葉県市原市君塚3-4-6
【最寄】 JR内房線「五井駅」徒歩25分

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