麺の実験場?アイディア溢れる一杯が魅力
ラーメン激戦区・堀切菖蒲園駅前で、ひと際異彩を放つのが「とんこつ麺屋 神髄」。しおの風(竹ノ塚)、金字塔(赤羽)、鶴亀飯店(北千住)などを展開する「マカフーヒアDining」の系列店だ。代表の鈴木正昭氏は、銀座アスターや過門香、ムジャキフーズを経て独立。
本格中華で培った土台と斬新なアイディアで、様々なコンセプトのラーメン店を展開している。この「神髄」は、店名から豚骨のみの営業かと思いきや、鶏白湯や魚介系の醤油清湯など別のスープも揃えている。店のイチオシは「濃厚豚骨味噌」とのこと。味噌の香りが前面に出たスープに、三河屋製麺の中太麺という組み合わせ。
そこにパプリカ、鶏ロールチャーシュー、ごぼう天など、変わった具材が乗っていて面白い。麺料理のほか、餃子などサイドメニューも豊富で、良い意味で実験的な店舗という印象を受ける。今後の展開に注目したいところだ。堀切ラーメン街道の中で埋没しないことを祈りたい。
<店舗データ>
【店名】 とんこつ麺屋 神髄
【住所】 東京都葛飾区堀切5-3-1
【最寄】 京成本線「堀切菖蒲園駅」徒歩1分
★2019年頃に閉店
★跡地には2019年7月に「麺処 いっ歩」が入居