草加で四十余年、老舗町中華「甚太鼓」
東武線・草加駅の西口から北西方面へ歩いて18分ほど。国道4号=草加バイパス沿い、花栗交差点そばにある老舗町中華「甚太鼓」へ。創業は1978年(昭和53年)の4月。長らく「陣太鼓」の名営業してきたのだが、2020年に先代が無くなったこともあり、翌年8月15日に心機一転「甚太鼓」に屋号を変更した。午前11時から深夜0時まで通し営業のありがたい存在だ。


ちなみに2024年4月クールのフジテレビ系ドラマ『Re:リベンジ-欲望の果てに-』では、主演の赤楚衛二さんと芳根京子さんが訪れ、ラーメンと餃子、ライスを注文するシーンを撮影した。レトロでなかなかに画になる店ということなのだろう。そんな店内はカウンターは数席のみで、4人がけテーブル6卓と小上がり4卓と腰を据えて飲むのにピッタリのレイアウト。
コチラはテイクアウト可能な「餃子」が人気だそうで、焼き餃子、シソ餃子、揚げ餃子がある。そしてラーメン類は醤油、塩、味噌、辛味噌の各種ラーメンに加え、ワンタン麺、タンメン、担々麺、広東麺、肉そば、もやしラーメン、ジャージャー湯麺、マーボー麺などをラインナップ。チャーシュー、ネギ、ワカメ、メンマ、コーンを追加トッピング可能だ。


なお麺は細麺か手打ち太麺から選ぶ事が出来る。ほか焼きそば、冷やし蒸鶏麺、カタヤキそば、ジャージャー麺なども用意。飯モノにはライス、チャーハン、肉かけご飯、マーボー丼、焼肉丼、中華丼があり、プラス275円で定食セットにも出来る。さらに炒め物、回鍋肉、マーボー豆腐、青椒肉絲、ニラ玉など一品料理もあり居酒屋使いも可能である。
今回は腹具合を見て人気の「餃子」は遠慮し、「ラーメン 半チャーハン(1210円)」のセットを注文することに。麺は細麺が一般的だそうだが「手打ち」の文字に惹かれ「太麺」でお願いした。着丼までは8分ほど。スープは鶏ガラ、豚骨、香味野菜、昆布とあたりか。醤油の色は強いがカエシの塩味は強すぎず。化調も手伝って奇を衒わない良い味に。


麺は太麺と言っても極太ではなく、コシがあってスープとの相性も抜群だ。トッピングには薄切りのバラロールチャーシュー、海苔、メンマ、刻みネギが乗る。一方のチャーハンはしっとり系。チャーシュー、ネギ、ナルトとオーソドックスな具材で、胡椒も醤油も油も強すぎず。麺もチャーハンも美味しく完食した。次回は餃子をメインに酒ありで組み立てよう。
<店舗データ>
【店名】 甚太鼓(旧:陣太鼓)
【住所】 埼玉県草加市花栗1-32-1
【最寄】 東武スカイツリー線「草加駅」西口徒歩18分