モンスター、この私の可愛いヒト

2024-05-07 21:29:44 | 日記


昨日、GW最終日の夜。

井上尚弥選手 VS ネリ選手による
ボクシングの世界頂上対決がありました。

ワタシも、テレビの前で正座して
生放送を観戦しましたYO!

ちなみにワタシは
超絶ビビリヘタレチキン野郎なので
ボクシングやプロレスのような殴り合いは
怖くてほとんど見れないのですが

ここまでハイレベルな試合ともなると
両選手のパンチの速さが
ワタシの動体視力をはるかに上回り

何が起こったのかよく分からないまま
気づくと井上選手が
ネリ選手を倒してしまっていました。

( ゜д゜)ポカーン

とりあえず、あまり怖くならずに済んだので
良しとしようか。。。




そもそも、ビビリチキン野郎のくせに
このたびのボクシング対戦を
観ようと思ったきっかけは
先日、この本を読んだからでした。

「怪物と出会った日」
森合正規著

井上選手と戦って負けたボクサー、
一人一人に
インタビューを行った本なのです。

インタビュー相手は
10人くらい出てくるのですが
全員が、世界レベル(=変態レベル)の
ボクシングキチガイばかり!

そんなワールドキチガイな対戦相手に
井上選手について語ってもらうなんて
相手のプライドを再び傷つけるどころか
傷に粗塩を塗り込むような
メンタルにボディブローを打ち込むような
逆にアッパーカットを打ち込まれそうな
悪趣味で残酷なことになりそうですが

著者の真摯な気持ちが通じてか
機嫌を損ねるような人はおらず
むしろ、井上選手と戦ったことを
皆さん心から誇りに思っているようでした。

非常に興味深い、中身も深い、
熱いインタビュー集でした。

良ければぜひ読んでみてください。




本を通じて
何より、ワタシが圧倒されたのは
皆さんのボクシングにかける
猛烈な熱量でした。

若い男の子が、普通に持っているような
「モテたい」とか
「お金ほしい」とか
「友達と遊びたい」とか
「酒やタバコをやりたい」とか
チャラい欲望が全然なくて

24時間365日、
「どうしたらもっと強くなるか」
ばかり考え続けて
練習ばかりし続けている
実にストイックな人たちばかりなのです。

だって、ボクシングなんて
要はただの殴り合いじゃん?!

自分も相手も怪我するし、
失明の危険性もあるし、
脳みそやられるかもしれないのに
命を削ってまで、なぜにそこまで、
ストイックにのめり込めるのかしら?!

集中力も忍耐力もない
自堕落LOVEなワタシからしたら
1mmも理解できるどころか
1mmも想像すらできません。

この本に出てくる全員が全員、
そんな宇宙人ばかりなのです。

そんな人たちが
世界中にたくさん生息していると思うと
ホント、あまりの訳のわからなさに
呆然となります。




ましてや、井上選手はぱっと見、
ちょっとヤンチャな、普通の若い男子です。

刃牙みたいな顔や身体をしている人なら
ヤバい感があふれ出てパないですが
井上選手はむしろ、綺麗な顔をした
イマドキの若者なのよ。

もし、ユニクロの長袖Tシャツとか着て
普通に天神の街を歩いていたら
一般人と見分けがつかないと思います。

うちの職場にも
こざっぱりした細マッチョのアラサー男子は
何人もいてね。

彼らは、
食事や運動への意識も高く、
家事も仕事もソツなくでき、
一緒に働いていてストレスの無い、
気持ちの良い同僚たちです。

井上選手も、パッと見だけでは
そんな普通のアラサー男子に見えるのですが
ところがどっこい「怪物」だもんね。

人間じゃないよ。モンスターだよ!
あんなかわいい顔して。。。
あんなほっそりした身体して。。。

簡単に他人を分かった気になってはいけないと
つくづく痛感させられた
昨日の試合だったのでした。





(銃口から飛び出すサプライズ!)




P.S.
格闘技好きのK氏に
「井上選手と刃牙は、どっちが強い?」
と聞いたら
「その質問自体がいろいろ間違ってるけど
 しいて言うなら、井上選手。」
とのことでした。
異論反論ある方は、ご意見お寄せください。
(K氏あてに直接)






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