こんばんにゃ。
最近、めちゃ楽しい仕事をやっているのですが
いかんせん、三歩歩けば忘れてしまう鳥頭なので
これから先、楽しくない仕事で凹んだ時のために
読み直して元気を出せるよう、記録しておきますだよ。
まず一つ目は、人事系の話です。
私が勤める会社は
先月から、労務管理のルールが大幅変更になりました。
勤務開始時刻と、パソコンを立ち上げる時間が、
「15分以上乖離してはいけない」とか
（要するに、9:00～18:00の就業時間であれば
8:45まではパソコンを立ち上げてはいけないし
18:15までにはパソコンを閉じないといけない）
出勤・退勤の打刻は
今までは、出入口の機械に社員証をかざしていたのが
これからは、Web上で打刻ボタンを押さなくてはいけないとか
所属長は、部下全員分の勤務時間について
毎日、承認作業を行わなければいけないとか
その他モロモロ、大きな変更点がたくさん発生しました。
そして、それらの厳密な運用を管理するために
就業管理システム自体も、入れ替えました。
ルールが変わるだけでも大変なのに
システム変更まで伴うものだから
案の定、現場は大混乱です。
もちろん、人事部としても、
説明会開催、動画配信、マニュアル展開、、、
広報活動をがんばっていましたが
社員からの問合せの電話やメールは増える一方です。
そこで！
誰でも簡単に理解でき、記憶に残るよう
「マンガのマニュアルを作ったらいいんじゃね？」
という、突拍子もないアイデアを
人事本部長が言い出して
「マンガといえば、七吉じゃね？」と
ワタシにお鉢が回ってきたのです。
実はワタシはそもそも
小難しいことをマンガにするのって、嫌いで
なぜなら、
本屋さんには「マンガで分かる○○」的な本は
たくさん売っていますが
全然面白くないし、分かりやすくもないと
自分自身が感じているからです。
なので、本部長からこの無茶ブリが回ってきたときも
「げぇぇぇぇ・・・」と思いました。
しかし！
なんせ、ワタシ自身も
この新しく始まったルールやシステムに
戸惑っている当事者でもあります。
「どうせなら、この機会に
人事部に根ほり葉ほり聞いてやろう」と
たくさんの質問を、人事部にぶつけてみました。
するとまぁ！
出てくる、出てくる。ｗｗｗ
聞けば聞くほど、驚きと発見だらけ、
格好のマンガのネタだらけｗｗｗｗｗ
これはむしろマンガにしたい・・・！と
やる気が湧いてきたのでした。(^^;)
人事部は、すぐ隣の部署ですから
システムを作ってきた苦労も知ってるし、
一生懸命伝える努力をしているのも知っています。
でも、それがとても分かりづらいのも分かるし、
怒りをぶつけたくなる社員の気持ちも分かります。
両方の気持ちが分かるからこそ
両方の気持ちを汲み取りながら
（時に、労基署や株主といったステークホルダーを
仮想敵として織り込みながら）
自分が教えてもらったネタの一つひとつを
1話完結で（最後にクスリと笑えるオチも加え）
4コママンガに仕上げていきました。
すると、嬉しいことに
多くの社員から、大好評をいただきました。
「分厚いマニュアルは読む気はしないけど
マンガだったらむしろ読みたい！」
とか
「月初、月末、困っていたことが
ぴったりのタイミングで、マンガになる！」
とか
「毎回笑える！いつも楽しみにしてます！」
とか
今まで話したこともないような人からも
あちこちから声をかけられるようになり
あまりの反響に、こちらの方が驚きでした。
想像以上のお褒めの言葉に
こちらもついつい調子に乗って
人事部の課長さんや、部長さんや、
はてや、社長や副社長といった、社内の有名人を
マンガのちょっとしたシーンで
キャラクターとして登場させて
「分かる人には分かる、クスリと笑えるネタ」
として仕込んでみまたところ
これがまた
「分かる人には分かるクイズ」として大ヒットし
そも口コミで、マンガの読者が更に増えるという、好循環！
いまやマンガも20話くらいまで続いてきました。
こんなの
かくいうワタクシ、
絵を描くのは好きだけど
せいぜい「へたうま素人」のレベルです。
プロの漫画家さんやイラストレーターさんのように
見事な絵を描けないことに
劣等感を感じていたこともありますが
（今でもしょっちゅう感じてるけど）
絵があまり上手すぎないところや
テキトーで雑にしか描けないところが
「真面目な仕事を、適度なユーモアで包む」
という、サラリーマン仕事に適しているんだろうなと
この歳になって
ようやく着地点を見つけた気分です。
今は、マンガを描くのがもはや楽しみになってきたのですが
ネタを待ってることがバレたら
人事部から怒られそうね・・・(^^;)
.
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます