考えられないキャリア講座

2024-02-08 22:45:05 | 日記


本日、福岡市が主催する
「50代から考えるキャリア講座」
というイベントに参加してきました。

なんでも
福岡市がこのようなイベントをやるのは
今年が初めてなんですって。

きっと、ワタシの誕生日に合わせて
開講してくれたのでしょう。

高島さんよ、お気遣いありがとうね!
(脳内お花畑)




さて。

いざ会場に着いてみると
定員の30人席は、満席でした。
(オンライン参加もあるため
 総勢どれくらいかは不明)

会場の男女比は、3対7くらいで女性が多く
40代と思わしき若者もチラホラいます。

参加者の属性はというと
男性の参加者は、いかにも
既婚、子あり、正社員、家持ち、みたいな
マジョリティ昭和男子っぽい方が多かったですが
女性の人生はバリエーションが広いので
正直、よく分かりませんでした。

(そもそも、40代の若者が本当にいたのかも
 よく分かんないwww)





ともあれ、会場に集まっているのは
性別も、年齢も、年収も、保有資産も、
いろいろ異なる一般市民たちです。

参加者の層が広いため
講座の内容は、総花的にならざるをえず
人事部門に働くワタシとしては
ほぼ知っている話ばかりでした。

こんな浅い内容だったら
わざわざ来なくても良かったかなー・・・

そんなことを考えながら
鼻をほじりながら聞いていたら!

2時間の講座のうち
話を聞くだけの時間は、前半だけで終わり

後半は
今後10年間の収支予想表を作ってみましょう!という
個人ワークタイムに切り替わったのでした。

A3サイズの横長い紙に
定年退職を見据えた世帯収入、
家賃・食費・医療費・税金・交際費etc
各年の収支シミュレーションを
書き出してみましょう、というものです。




主催側としては
現役→定年→嘱託再雇用→退職、という
ソフトグラウディングを中心に
具体的な生活イメージを
考えさせたかったのでしょうが

こちとら
来年の今ごろ
今の会社に勤めているかすらも分からない
五里霧中のエブリデイですぜ?!?!

親の介護がいつくるか分からない、
何なら、自分の健康すら分からないのに
医療費の年次計画を立てろってか?!

10年先もの取らぬ狸の皮算用なんて
バカバカしいこと
この上なくない?!?!?!

・・・と、
すっかり鼻白んでしまいました。




しかし
ふと周りを見渡すと
皆さん、ゴリゴリ書いているのです。

長テーブルに座っている同士、
お隣さんの人生計画を覗き見るのも
すぐできるくらいに近い距離です。

それなのに皆さん、ゴリゴリと
我が家の、家賃やら、食費やら、水道光熱費やら、
真面目に書き込んで
人生計画を立ててるんDeathYO!😂

(まぁ、こういう講座だから当然かw)




そんな皆さんに囲まれていると
自分だけふてくされてるというのも
居心地悪い感じです。

もしかしたら
ワタシが大人気ないだけかもしれない。

取らぬ狸の何とかだと、ハナからバカにせず
普段やらないようなことにも
謙虚な気持ちでチャレンジしてみるべ!と
思い直して鉛筆を持ち
シミュレーション表に向き合いました。

・・・だかしかし。

どうしても鉛筆が進みません。

こんなことに
脳のカロリーや、腕の筋肉を使いたくない!!!
という思いが強く込み上げてきて
どうしても、字が書けないのです。




こういってはナンですが
ワタシも長年サラリーマンやってるから
プロジェクトの進捗管理のようなことは
結構得意なんだよ。

予定したゴールに向けて
KPIとか、可視化とか、
リマインドとか、お尻叩きとか、
毎日のようにやってます。

だがしかし!駄菓子菓子!

一庶民の人生において
その時その時の理想を
10年20年といったスパンで計画するって
不確定要素が多すぎて
やってらんないじゃん。

おいらだって、若かりしときには
10年先20年先といった未来を夢描き
粉骨砕身してたときもあるから
あまり言えないんだけどさ。




少なくとも。

今日、このように
鉛筆と時間を与えられたのに
未来を書けなかった。

たかが練習なんだから
別に正解を書かなくていいのに。

たとえ10年間横引きの雑な計画でも
試しに書いてみたら良かったのに。

分かっているのに。。。
全身が拒否反応を起こして
手を動かすことができなかった。




それを痛感できただけでも
良い経験でした!😭





.









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