科学技術についてスタバで考えた

2011-12-25 15:41:49 | 日記
いやー、さっきはビックリしちゃった!

先ほどの興奮冷めやらぬまま、スタバでブログを書いております。



時々休日にランチを食べに行く、行きつけのお店がありまして
今日も一人でテーブル席を陣取って、新聞を広げつつ
オッサン休日を満喫してましたところ

隣のテーブルに、男性二人連れがやってきました。

一人は若手サラリーマン、
カートのついたビジネスバックを連れているところから
出張で福岡に来ているものと思われ

もう一人は、まだ学生と思わしき、私服の若者です。



こちとら、来月の研修で、原発の賛否について
ディベートをしなきゃいけないという宿題があり

ちょうど昨日
2012年度国家予算案が閣議決定したというタイミングもあって
相手チームに負けてなるものかと
原発関連記事を、目を皿のようにして読んでいたところで

隣のテーブルなど、最初は別に気にしてもいなかったのですが

お客さんは、我々2組のみで
いやがおうにも隣のテーブルの会話が聞こえてくるので
適当に聞き流していたところ

何と、若手サラリーマンは、某T電力の人事部スタッフで
対する若者は、某国立大で、放射能関連の研究をしている学生さん!!

どうやら、優秀な頭脳を持つ人さらいのために
東京からリクルーターが福岡へやってきたものと思われます。

他社の人事部の方が、どうやって学生を口説くのか
深いところまで聞いたことがないので
新聞そっちのけで、思わずAVANTIスイッチが入ってしまいました。



T電リクルーター、さりげなく、でもかなりあからさまに
家族構成や彼女の有無からはじまり
毎日どんな研究をしているのか、
原子力以外の発電方法についてどう考えるか、
海外の発電事情にどの程度精通しているか、
TPPや今後の社会情勢に対し、どんな考え方をもっているか、
諸々、聞き出していきます。

あまりの質疑応答ぶりに
「学生さん的には、面接を受けているようで緊張するでしょうね・・・」
と、内心ハラハラしていたところ
いや、意外にそうでもない。
結構学生さんの方からべらべら喋ってるぞ。

やっぱ、普通の面接と違って
年代の近い若手同士で、1対1の、しかも飲食店という
気軽なシチュエーションがいいのかしらん。

なるほど、ポッチャリ体型の女性が好きなのね。

北欧には9割以上を水力発電で補うような国もあるのね。

東北に自然力発電をという案もあるけど非現実的なのね。

日本における原発の存続、という話題になると
二人して急に声を潜めたということは
人様には聞かれたくないご意見をお持ちなのね。

(まぁ、立場上、分からなくもないけどさ・・・)

もし、自分の寿命内における既得権や存在価値を脅かさないくらいの
長ーい経過措置を踏んで
別のエネルギーに移行できるのことが分かった上で
同じ意見がその口から出てくるのであれば
最大級の敬意を持って聞かせていただきますが
一体どうなのよ、その意見。

ともあれ、参考になりました。ありがとうございます。



ところで、この興奮を、さっそくスタバで記録できているのも
科学技術のおかげ。

昨日、パソコンが、クリスマスプレゼント(by自分、for自分)で
やってきたんだ。(^_^;)



パソコンショップの店員さんに

【MUST条件】
 ・エクセルとワード(もしくはそれに準じるソフト)が入ってる
 ・A4より小さく、1kg前後の軽さ
 ・フルサイズのキーボードが付いてる

【WANT条件】
 ・バッテリー長持ち
 ・デザインや色がよろしい

この条件さえ満たせば、
メーカー不問、スペック不問、納期不問!

てな、どこの女学生よ的な条件で相談したところ
3万円そこいらで、かわいこちゃんをピックアップしてもらいました。
ありがたや。



ついでに、WiMAXの契約も執拗に勧められ
うちは、ケータイがiPhoneだし、自宅回線は光だし
現時点でそれを導入するつもりはないと断りましたが

1月末まで無料だし、契約STOPのための書類準備まで全てやります!
とのことだったので
だったらトライしてもいいかと申し込んでみました。

なにせ、これからの通信回線は、WiMAXがくるらしいじゃないですか。
(K部長・I次長 談)

あのマニアックな方々の意見なら、信憑性ありそうだし
もしかしたら、これを機に
家中の通信機器がWiMAXモードになるかも?と
未来を先取りしたような気でおりましたが

今日の新聞には、「NTTコムがLTE本格参入」とか書いてあるし
何がなにやら、ちんぷんかんぷん。(トホホ)

自分で考えることを放棄してはいけないのだろうけど
将来的なインフラを見据えながら
通信回線や、導入プランを検討したり、ってのは
正直、得意ではないっす・・・。



原発に関しても、技術的なことを言い出したらオテアゲですが
何より、現在で処理できない負の遺産を
将来の世代が何とかしてくれるでしょうよと、後回しにして
目の前の利益を得ているという、根本的なところで
全くもって気に入らないです。



でも、人間には好奇心がある。新境地を開拓したいという意欲がある。
一度進みだした科学技術は、後戻りできないのだと思います。



リクルーターの質問に対し
つい感情がこもって大きな声になって、静かな店内で響き渡る
学生さんの嬉々とした自説を聞きながら

高層ビルを建て、海底トンネルを堀り、宇宙に飛び出す
人類のマグマを垣間見た気がしました。

WifiとWiMAXの違いもよく分からない
文明の利器の恩恵にただ預かってる身としては
何とも、複雑な気分です。



ただ、
夢と希望をもって、科学技術の発展に貢献しようとしている若者たちには

人類の好奇心を満たすという意味では、有意義な仕事でしょうが
好奇心なんて、満たしても満たしてもキリがないものだということを
ちゃんと認識しておきなよ、とか

「社会の発展が、人々の幸せに繋がる」なんて
高慢ちきな考えは持つなよ、とか

市井に生きる、いち大人の意見として
東電のリクルーターが席を外したときにでも
ひとこと、言っておけばよかったなー。




以上、スタバにて、初ブログでした!
コメント (2)
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