音読と健康

音読と健康
音読は健康に良い影響があります。
声を出す時使う声帯は迷走神経（副交感神経）の働きと、
繋がりがあります。
この神経の働きは、からだがリラックスした状態の時に、
働きます。
また、
副交感神経が働く為には、外界からの刺激を受けた状態、
ストレスを受けた状態を元の状態に戻す時に働く、
交感神経が本来の働きを十分にして、
身体が元の状態に戻った時、
副交感神経がその働きを抑える時に初めて強く働きます。
この時、
交感神経の働きを副交感神経が上まわる事はありません。
副交感神経の働きが上まわると、
心臓の働きを止める事になるからです。
この事は、
体の具合いが悪い時などは、声を出す事が辛く思える事があります。
交感神経が十分な働きが難しい時、
声を出す事は、交感神経の働きを抑える事になるからです。
また、
意識がなくなりそうな時、ドラマなどで、
患者は何か話そうとしますが、
周りからは、話さない方が良いと静止される場面を
目にする事があります。
つまり、
声を出して「音読」が出来るという事は、
まだ体に余裕があるという事になります。
反対に、
交感神経の働きを早く落ち着かせたい時、
激しい運動をしている時など、
例えば、
ホーガン投げなどの投てきの後、
気合にも似た声を出す場面を見かけると思います。
これは正に、声を出す事で迷走神経（副交感神経）を働かせる事で、
交感神経の働きを早く抑える事で自分の身を守る為の無意識の行動になります。

投げ終わってから気合を入れてもしょうがないだろうという事も
ない訳です。

この様な激しい運動ではなくても、
立ち座りの時の「どっこいしょ」も同じ効果があります。

終わりに、
交感神経の働きは、頸から背中の筋肉の状態と繋がりがあります。
交感神経を使った分だけ、筋肉が硬くなります。
この部分の筋肉は、頭を支える働きもしていますから、
一度枕をして仰向けになる事で、
筋肉の緊張を取り除く事が出来ます。
そうすると、
再び交感神経が使える様になると言う、
体の仕組みがあります。

体の健康は、体の動かし方から筋肉のバランスを整える事が必要になります。
〇　足の筋肉の力で上半身の動きを支えられる様になる事
〇　左右の筋肉のバランスを整える事が必要になります。