元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

餃子の新バージョン販売開始

2007年11月04日 | 新波拉麺「虹」解体新書
この半月は自家製餃子を食べ過ぎました。

毎日、毎日、餃子を微調整しました。

当店の餃子は、無化学調味料、ニンニクなし、ニラなし
というスタイルを貫いてきて、どうしてもニンニク入り
餃子のインパクトには及ばないと自覚していました。

でも「為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さ
ぬなりけり」

僕の餃子に関する知識、技量、アイデアの集大成とも言える
のが、新バージョンの餃子です。

僕の中のイメージでは、OSで例えると、ウィンドーズ95から
一気にウィンドウズ・ビスタを開発したような発展ぶりだと
思います。

正直言うと、餃子の皮に若干の不満はありますが、全て僕1人
でやっているので、皮作りまでは出来ません。だから、皮は
市販品です。

でも、具材の旨味は格段に進歩したと思います。今、振り返ると
以前までの餃子は雑な製法が多かった気がしています。手間を
惜しまず、綿密な製法によって「れいんぼ~の餃子」は、ラー
メンに劣らぬ看板商品になったと思います。

餃子を美味しくしすぎて、タレが邪魔になってきました。

僕の場合は、少し前の名案は、後から思い返すと浅はかな事が
多分にあります。餃子のタレを追求しすぎるがあまり、今の
餃子のタレはサバ、カツオ、鰯、昆布の魚介風味と、リンゴの
サッパリ感を融合した重層型餃子のタレです。しかし、この
餃子のタレでは、折角の新餃子も活かされないかもしれません。

今、構想中なのは究極のシンプル餃子のタレ「黒酢」です。
混じりっ気ない「黒酢」です。色々混ぜずに「黒酢」に付けて
サッパリ食べるのに最適な餃子です。酢醤油やポン酢でもなく、
ただの「黒酢」というのが唐津で受け入れられるか不安も
ありますが、何が飛び出すか分からないビックリ箱みたいな
当店をご愛顧頂いている常連さんには、きっと気に入って
頂けると信じています。

チャーシューの味が向上しました。

2007年11月04日 | 新波拉麺「虹」解体新書
元ダレの材料の質を向上させた話を以前しましたが、
今の元ダレはチャーシューや煮卵作りにも使用して
いる一石三鳥の元ダレです。

元ダレが良くなったので、当然ながら、チャーシューが
美味しくなりました。自画自賛するのもイヤラシイけど、
今まで3年間店で出してきたチャーシューで今が最も
いい状態だと思います。

チャーシュートッピングや、チャーシュー麺の注文が
増えそうな予感です。

唐津くんち 2007 フィナーレ

2007年11月04日 | 唐津・からつ・カラツ・KARATSU
唐津くんち最終日、夕方、当店まで賑やかな曳山囃子
が聞こえてきて、いてもたってもおられず、店を「準備中」
にして曳山見物に行きました。

旧近松ストアーの前あたりで見ました。

物心ついた頃から、曳山を見ていますが、何度見ても飽きま
せん。

遠方から僕の元に来客があると、真っ先に曳山展示場に連れ
て行きます。だから、僕は年間数回は曳山展示場で、曳山を
見ていますが、やっぱり曳山の真髄は「唐津くんち」に発揮
されます。子供から大人までの曳き子達が心を1つにして
精一杯に山を曳いている姿と、普段何気なく生活している
見慣れた町並みを曳山が通っている非日常のコントラスト
がたまりません。展示場にある時の曳山は芸術品としての
美しさがありますが、動いている曳山には命が宿ったように
山が生き生きしていて、カーブなどで大きく揺れる時等は
息を呑むほどカッコイイです。

今年の唐津くんちも例年同様に良かったです。僕はただの
見物客なので気分の切り替えは早いけど、曳き子達曳山
関係者はしばらくは胸にポッカリ穴が開いたような寂しさ
があるのかもしれません。来週いっぱいぐらいは、曳き子
の友人、知人と喋る際は、今年の唐津くんちの話になると
思います。

唐津くんち2007 町廻りのオススメスポット

2007年11月04日 | 唐津・からつ・カラツ・KARATSU



唐津くんちと言うと、くんち料理は欠かせなく、正月
のおせち料理よりも豪華なんて唐津では当たり前です。

昔は3月倒れと言い、三ヶ月分の生活費を3日間で消費
する振る舞いだったようですが、今は質素になりつつある
ようです。これも不景気の煽りでしょうか?

とは言え、某会長さん宅では500膳分の料理を準備した
らしく、今も絢爛豪華な料理でもてなしているようです。

我が家では、もう「くんち料理」なんて習慣は10年前に
無くなりました。以前のような来客も無いので、普段の
食事と何だ変わりません。少なからずお呼ばれする事も
ありますが、僕を招待してくれた方以外に知っている人が
誰もいない宴というのも寂しいので、丁重にお断りさせて
頂いています。そんな訳で、裏唐津くんちの楽しみには
とんと縁が無いです。

だから、一般観光客と同じ楽しみ方しかいていませんが、
地元人ならではのお勧めスポットを紹介します。

暗闇に浮かび上がる、ライトアップした「宵山」は凄く
綺麗ですし、曳山最大の見せ場はお旅所での「曳込み」
「曳出し」です。でも、まだ間に合う、スポットを紹介
します。要するに、11月4日も見所は沢山あります。

曳山は国道沿いの広い道よりも、細い道で見物するほう
が断然楽しめます。そして、曳山はカーブが面白いです。
車輪がガガガッと擦れる音や、山が大きく揺らぐ様が
凄く迫力があります。

カーブ最大の見せ場は、東町の宮島醤油前です。160度
ぐらいの回れ右状態のUターンカーブです。大石町の「鳳凰丸」
や江川町の「七宝丸」など大きな山は特に迫力があります。

アルピノから中町に抜けるコースでは、京町アーケードが見物
には最適です。ここでの職人技は、水主町の「鯱」です。ぶつか
る寸前で、上下させる顎使いは妙技です。

刀町は障害物が多く、獅子の耳の角度を変えたり、兜の
角を畳んだり、面白いです。

そして、11月4日は、朝は市民会館前に山が勢ぞろいし、
昼は唐津駅前に勢ぞろいします。記念写真撮影や、山をじっく
り観察したい時には、この2箇所でどうぞ・・。

江川町は見物客が比較的少ないので、とても見易いし、道幅も
凄くいいです。

僕がオススメする裏スポットは、江川町から西旗町の超狭い
カーブです。山と民家が接触寸前の緊張感があります。
山の上に乗っている人が、壁を蹴ったりして調整している
ぐらいの接近ぶりです。

そして11月4日の一番の見所は、曳山展示場に戻る所です。
でも、大勢の観客が殺到しているので、東京のラッシュ時の
満員電車状態の圧迫感での見物になります。でも、苦しい思い
をしてでも見る価値があります。山が展示場に出たり入ったりを
繰り返し、格納し終えた後は若衆や中学生の女子曳き子達が
人目を憚らず泣きじゃくっています。祭りに賭ける曳き子達の
思いに見物客ももらい泣きしそうになります。


PS、2日は友人と宵山見物に行きましたが、値段の書かれていない
出店には気をつけて下さい。箸巻きで400円ボッタくられ
ました。フライドポテトも少しの量で500円って・・・。
広島風お好み焼きは美味しかった。クレープはイマイチ・・・。
僕の同級生達が、山で采配を持っていたり、前舵や、舵棒など
重要なポジションを担当していたり、塩をまいたり、山の上に
乗っていたり、山の花形を担当していたのは嬉しかったです。

PS2、3日仕事が暇だったので、友人を誘い西朝日町で
山を見ました。15年以上ぶりに塩をかぶりました。いや、こんな
にかぶったのは初めてです。水主町の「鯱」が僕の斜め前に来た
瞬間、見上げていた僕の顔面目掛けて大量の塩がまかれました。
最近は嫌な事が立て続けにあったので、いい厄払いに成ったと
思います。唐津くんちの塩は縁起物ですが、最近は見物客に
撒かないのか、あまり塩を浴びるチャンスが無かっただけに
ラッキーでした。

PS3、以前は、子供は肉襦袢と帯と鉢巻以外は普段着、ジーンズ、
スニーカーなんてのはザラでしたが、今は江戸腹、パッチ、腕抜き、
リリアンまで完璧に揃えているのが普通です。そして、驚く事に
草履と思いきや、黒い靴に赤い鼻緒がついている物を子供達は
履いていました。時代と共に変わる物もあるんですね。

PS4、曳山の一番楽しい見物法は、山に付いて回る事です。
好みの山にずっと付いて回って、一緒に町廻りするのが面白いです。
僕は新町「飛龍」の一風変わった囃子をじっくり聴きたくて「飛龍」
のストーカーをした事があります。山は走れば、一緒に走り、プチ
曳き子気分を味わえて楽しいですよ。機会があれば、またしてみたい
けど、僕と一緒に同行してくれそうな友人が今は見当たりません。

PS5、30年前まで京町「珠取獅子」だけの囃子があったらしい
けど、今は立山囃子と競り囃子に統一されているようです。刀町
「赤獅子」だけは道囃子を演奏しているらしいけど、まだ生では
聴いた事がありません。

唐津くんち2007モード

2007年11月04日 | 今週聴きまくったCD
今週の唐津市は「唐津くんち」カラー一色です。

その昔は、14か町以外に、紺屋町の「黒獅子」
そしてカブカブ獅子で町田、神田、二夕子、そして
僕が生まれ育った菜畑が神幸行列に参加していまし
た。菜畑公民館には、塗装が剥げたカブカブ獅子が
今もありますが、もう唐津くんちでの出番は無く、
今は神田のカブカブ獅子だけが3日の早朝に
唐津神社で獅子舞奉納をしています。

その神田のカブカブ獅子は、中町の「青獅子」の
モデルに成った獅子と言われています。

ちなみに、神田のカブカブ獅子は、僕の大親友の
実家でもある、飯田観音堂で大切に保管されていま
す。

僕は小さい頃から江川町の囃子の練習などを見に行って
いたぐらい唐津くんちが大好きで、幼少期は
年がら年中、唐津くんちごっこをしていました。

小学時代も毎日リコーダーで「競り囃子」を吹きながら
下校していました。通学路の叔父さん達が、僕の笛を
聴き「エンヤ、エンヤ」と返してくれる事もありました。

友達と公園のジャングルジムにロープを巻き、家からくすねて
きた塩をまきながら、バケツを叩き、動くはずも無い
ジャングルジムを一生懸命に引き「エンヤ、エンヤ」
声が枯れるまで何時間でも遊んでいた頃が懐かしいです。

そんな根っからの唐津くんち好きだから、唐津くんちの
時期は若干テンションが上がります。

店でも家でも、曳山囃子ばかり聴いています。店では勿論、
この時期は寝る際も曳山囃子を聴いています。

今週聴きまくったCD

■曳山囃子保存会/唐津くんち囃子

■稲葉浩/誇り高き愚か者(唐津在住の歌手)

■稲葉浩/キャプテン稲葉と唐津の海賊(唐津在住の歌手)

■ディープ・パープル/ディーペスト・パープル