日記

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秋彼岸四日目・中日

2013年09月23日 | 徒然日記・日々の記録
今日も快晴となり、秋晴れとなりました。しかしとにかく残暑が厳しい・・

終日秋彼岸墓前施餓鬼回向廻り


施餓鬼墓前回向廻りの待ちの合間にhasunohaの回答をポメラにて作成させて頂きました。忙しく慌ただしい中でこそ色々と真価が問われます。

四日目、中日、三連休最終日、本日もお参り、お勤めとそれなりでしたが、今年はこれまで満遍なくにそれなりという感じであります。明日からは少しは楽になるかと期待しています。

今年は残暑が非常に厳しくてもはやかなり疲労度高くあります・・とにかくあと三日間です。サロンパスを貼って栄養ドリンクをゴギュっと飲んで早めに休み、明日に備えます。

現在、龍樹大師「中論」の内容について、これまでの総合的な学びも踏まえた上にて、更に深く再考察中でございます。

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「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス
http://hasunoha.jp/

下記問い三つに回答させて頂きました。

問い「被災した義父母との同居解消は悪ですか?」
http://hasunoha.jp/questions/230

拙回答

バランス関係を保つために

りんりん様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えとなります。

義父母様との同居を解消なされたいという切実な内容を拝見致しました。

義父母様におかれましては、東日本大震災という未曾有の災害に遭われまして、被災なされましたこと、誠にお見舞い申し上げます。

そして、そのことに対してご同情をなされて、新居への同居をお勧めになられまして、誠に良き孝行の一助をなされましたこと、実に有り難い尊いことでございます。

私たちは様々な関係性の中にて、生かされて生きていくことができる存在でございます。仏教的な難しい言葉で申しますと「縁起」なるありようと申します。この「縁起」なる世界で過ごしていくためには、助け合い、支え合い、分かち合いのバランス関係が大切になるかとは存じます。

より良く過ごしていくためには、このバランス関係をいかにして保てるようにしていくべきかをよくよくに考えていく必要がございます。

今の状態にてりんりん様が我慢し続けて、一方的にストレス・不満を溜めていってしまうこととなれば、仕事もなされていることから、やがて心身共に疲れ果てて、それこそ病気になってしまっては大変こととなります。もちろん、懸念のように離婚ということもあり得て参ります。そうして皆が不幸に陥ってしまっては、元も子もありません。

そこで、できる限り不満は不満としてしっかりと旦那様、そして義父母様にもお伝えしていく中で、改善を図っていくことが望まれるのではないかとは存じます。

中田様のおっしゃるように、少し見方を変えてみる、また、融通を持って余裕を生じさせつつ解消させていくのも一つかと存じます。余暇やレジャー、旅行などの時間を増やしての気分転換も取り入れてみてはどうかと存じます。

義父母様もきっと同居のことは有り難くて十分に感謝されていることかとは存じます。旦那様もそのことは同じではないかとも存じます。ドラマ「半沢直樹」ではないですが、今のご労苦は、「倍返し」で良いこととして先にて返ってくるのではないかとも存じます。もう少し柔軟に考えて、折角なので利用するではないですが、義父母様にもっと甘えて、遠慮なく頼むことは頼んでいっても良いのではないかとも存じます。

どうかりんりん様の状況に改善があることを祈念申し上げます。

川口英俊 合掌


問い「子供が立て続けに怪我」
http://hasunoha.jp/questions/231

拙回答

「怨憎会苦」などの苦しみと向き合うには

ちゃむ様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えとなります。

この度は、確かにお二人同時期に同じようなところを怪我したので、偶然にしても・・と思うことはあるかもしれませんが、ワンパク育ち盛りの子どものことですから、当然に怪我はしょっちゅうあり得ることで、まあ、たまたま重なったかなという程度にてそれほど特に気にすることもないかとは存じます。

既に怪我も無事に治り、二人とも元気にしているのであれば、尚更のことでございます。

流産は誠につらいことでございます。水子さんへご丁寧にも懇ろなるご供養も通じて、無事に苦難を乗り越えられましたこと、誠に尊いことであるかと存じております。

さて、今回の子どもさんの怪我が、水子さん、新居と何か関係があるのか、水子さんやご先祖様からの何かメッセージなのか、とのことですが、関係ないとお考え頂いて構わないかと存じます。

それよりも、私たちは、怪我や病気、事故、災害に遭うことはいつでも、いかなる時でもあり得ることで、もちろん、事前にできる限りに常日頃から予防したり、注意したりして対策することは大切ですが、どうしようもない時は、本当にどうしようもないのであります。

嫌なこと、怨み憎しむべきことにも出逢っていかなければならない苦しみのことを「怨憎会苦」(おんぞうえく)と申します。これは、生・老・病・死の四苦、また、愛別離苦(愛する者と別れなければならない苦しみ)・求不得苦(求めても満足できないという苦しみ)・五蘊盛苦(生きている存在そのものによって生じてくる苦しみ、五蘊とは、色・受・想・行・識という私たちの存在を成り立たせている各要素のこと)の三苦とも併せて、八苦の一つとなります。

正直、私たちは苦しんで当たり前の存在であり、そのため、お釈迦様も「一切は苦なり」と申されました次第ではございます。

この多々ある苦しみを、何か目に見えないもの、証明もできないようなものなど他のせいにしたりしてどうにか紛らそう、気を逸らそうとしても実は無駄なことでしかありません。

では、いかにしてこの苦しみの現実と向き合って、それを解決していくべきであるのか、その答えをお示しなされましたのがお釈迦様となります。

是非、この機会にでも更に仏教へのご興味を賜われまして、学びをお進め頂けるきっかけとなりましたら幸いでございます。

川口英俊 合掌


問い「お経についてお伺いします。」
http://hasunoha.jp/questions/228

拙回答

ご本山にご確認が必要かとは存じます

たか様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えとなります。

日蓮宗につきましては、法華経の誦経と御題目をお唱えすることによるお勤めが大切になることは間違いがないかと存じますが、拙生の専門ではございませんのであまり詳しく申せるほどではありません。

しかし、この秋のお彼岸期間も残すところがあと半分となりますので、拙生なりに少しインターネットにて調べてみますと、下記のように日蓮宗におけると思われる彼岸供養につきましての式次第を見つけさせて頂きました。正式なものかどうかは最終的にはご本山に確認がいるかとは存じます。

彼岸供養祭の式次第
http://www.osoushiki-plaza.com/library/shuha/higan.html

こちらを参照に致しますと、特に法華経の中でも重要視されている法華経方便品、法華経如来寿量品、そして唱題が中心となるお勤めになっていることが伺えるのではないかとは存じます。

もちろん、この式次第のように全てを正式にできますと良いのでしょうが、在家一般の方においてはどこまで省略してできるお勤めであるのか、正式な回向の内容はどのようなものとなるのかなど、やはり公式の見解はご本山に正式に確認なさられるのが宜しいのではないかとは存じております。

※追記補足・・日蓮宗の方にお教えを賜りました。

宗定法要式・回向文の参照・・「彼岸会回向文」現代語訳
http://www.genshu.gr.jp/Local/Tokyo_W/kikanshi/No11/kj11_a.htm

盂蘭盆に曰わく・・『盂蘭盆御書』という、日蓮聖人の御遺文の一つで厳密にはお経ではないようです。

お彼岸の期間では、「普段の自分より、何か一歩進んでみるという精神が大切」とのことにて、普段に何かを加えてとして、例えば、お勤めにおいて、お経本のお経を普段より加えて誦経致したり、お題目の前に御遺文をお読みするのを加えるのであれば、しいてにて『如説修行鈔』も宜しいのではないかということでございました。ご参考までにて。

川口英俊 合掌


これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
http://hasunoha.jp/users/16

【検証総評】「Hasunoha」・拙100回答について(2013.9.11) 
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/0277be21aed08793181327a1483eb5e0

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仏教拙理解図式No.6ご提示・・
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/bc/f9642eafccec96b6a071f47786f8c7c7.png?random=311f67030ac1992545e137116e49c74f

http://hide.noblog.net/blog/11506034.html


怠慢にも前回から3ヶ月も経ってしまいましたが、ようやくに仏教拙理解図式No.6を作成させて頂きました。まだまだ未熟な点、浅学菲才なる点も多々ではございますが、更に考察を繰り返していくことにて完成を目指して参りたいと存じております。ご叱正・ご批正を賜われますよう、どうか宜しくお願い申し上げます。川口英俊拝

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「勝義方便メモNo.9」を新規に開始予定です。
No.8
http://togetter.com/li/456916
No.7
http://togetter.com/li/442609

【チベット問題】

チベット問題・焼身抗議等の詳細情報は、チベットNOW@ルンタ・ダラムサラ通信・中原一博氏のブログが参照となります。
http://blog.livedoor.jp/rftibet/

「太陽を取り戻すために チベットの焼身抗議」中原一博氏著
http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/51799025.html

無償ダウンロード
https://docs.google.com/file/d/0B6cmrkvyxC23QmhCRTZyeWRrNm8/edit

チベット問題と常に真摯に向き合われている中原一博氏にご敬服申し上げます。チベット問題の解決へ向けて善処あらんことを祈念申し上げます。

オンマニペメフム。川口英俊合掌九拝

「自らを灯明と化した菩薩たちの願い」~チベット問題・焼身抗議を考える~
http://t.co/PwVvYWck

チベットが直面する問題 (2012年)
http://t.co/lavJOBR9

「偉大なる第十四世(ダライ・ラマ法王猊下)の長寿を祈願する如意自在王〔経〕」
http://t.co/BKpRZFZ6

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齋藤保高先生『ツォンカパのチベット密教』(大蔵出版)
http://rdor-sems.jp/index.php?ツォンカパのチベット密教

ツォンカパの中観思想研究の第一人者の碩学福田洋一教授
ツォンカパの中観思想研究ブログ
http://tsongkhapastudies.blogspot.jp/

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平成25年・お盆施餓鬼法要 法話内容ロングバージョン・Ustream録画配信
http://www.ustream.tv/recorded/37310471

平成25年・春季彼岸施餓鬼法要 法話内容「供養について」
Ustreamにて録画・公開
http://www.ustream.tv/recorded/30149099

平成25年3月・春季彼岸施餓鬼法要配布用施本
「十三仏 追善供養を司る如来・菩薩たち」ネット公開
http://oujyouin.com/13butu.html

コラム「追善供養・功徳回向の考え方について」 1~5
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52108201.html

2013.3.11 東日本大震災・犠牲者諸群各霊位・三回忌追善供養
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52120839.html

最近の仏教思想関係の主な考察についてのまとめ集
http://t.co/RZJudE4f

「お通夜式、お葬儀式の導師についての自省と自戒のために」(川口英俊拝)
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/ef5f6cca53cff32fb5fd1def4d9492e6

川口英俊の自動配信・デイリー自動情報収集ネット新聞
http://paper.li/hide1125/1307742529

「拙対外活動に関しましてのお知らせ(川口英俊拝)2013.1.26」
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/575ba7b05497e7ee3d893a2ab0c39bc3

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他、これまでの考察シリーズは下記をご参照下さいませ。
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/51997575.html