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中国産不信とポジティブリスト制

 配達中に「中国産の缶詰とか生協で扱ってるの?」って質問を受けた。「商品案内で原産地は表示されてるので、それで確認してください」って答えたんだけれども、ちょっと心配になったんで、センターに戻ってから直近の商品案内を調べてみる。

・COOPパインアップルスライス(原産国タイ)
・COOPみかん缶(中国産)
・COOPはごろもシャキッとコーン(アメリカ産ホールコーン使用)
・完熟カットトマト(イタリア産トマト使用)

 他は表示がないか、国産原料を使用してるので略。中国産という表記や、原産国表示がされてるものは、輸入して日本で製造してるって意味だと思う(中国製造の場合はその旨表記されてると思う)。輸入原料であることを正直に表示出来てるってことに正直ほっとする。嫌だったら、買わないって選択が出来る情報提供って大事だからねぇ。



 ただ、このところの中国製品の違反事例の続出で中国産が危険だ・・・というのは、必ずしも正しくない。去年の5月にポジティブリスト制が施行されて規制が強化されたために水際で違反が摘発されてるわけで、以前はスルーされてたのが、発覚したのいうのが実情なのだ。
 それに大手食品メーカーの現地指導による品質強化も目覚しく、きちんとした流通ルートによる農産物は、国産と遜色ないってことも理解しておこう
 そうした品質改善に触れずに中国産不信を煽るメディア報道には、ちょっと待ってくれ!と疑ってかかってみるべきだと思うんだよね。
 「日本に輸入される食品の届出件数は年間約186万件で、そのうち中国からの輸入は約58万件を占めている。つまり輸入食品の3割程度が中国からということ」もおさえとこう。そもそも輸入の絶対数が他国に比べて多いってこと。それに摘発されている商品が健康被害を及ぼすレベルかというとそれも違う。危ないのはダイエット用の健康食品!このテのモノに対する注意は怠ってはいけないけれどもね。

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コメント一覧

haikyotansaku
中国のモラル云々は食に限ったことではなく、「耳の大きなネコ」=国営遊園地の騒動や著作権の問題などで露呈しています。それに加えてこの違反続出ですから、不信を抱かれるのも当然ではあります。
偽装のテクニックの向上と管理強化による摘発のいたちごっこという状況にあるという点には同意します。ただ、以前はそれ以上にひどかった、それがよりましになった。十分に管理されたものも(徐々に)流通するようになってきている・・・というのが現在の状況であると思います。現在摘発されているのは、“ましになった”レベルのものでしょう。“まし”でもその程度かい!という不信感は容易には払拭出来そうにありませんが・・・。
いずれにしても中国産に頼らない持久力の強化が急務です。あれこれ言いつつも、「出来る限り国産のものを買い支えていきたい」ということは常に意識はしています。中国産に限らず、輸入食品を避けられる限り避けて生きたいとは思ってます。外食は仕方ありませんが。長文多謝!
もこみち
食料自給率についてはその通りでしょう。
しかし、中国は諸外国の技術を吸収したものを無断使用(乱用)し、またモラルも決して高いとは言えません。
摘発されるようにはなりましたが、向こうも擬装のテクニックは向上し(北朝鮮の偽札みたいに)、いたちごっこが実情です。初歩的な擬装がなくなっただけです。
今回の件についても、
なぜ、使用していない薬剤が、出てくるのか?なぜ、国やメーカーでは見つけられなかったのか?不思議に思いませんか?
haikyotansaku
それと別に中国産に頼っている現状に危惧を覚えます。中国は食料輸入大国になりつつあります。いつまでも食糧を輸出出来る状況が続くとは思えません。食材の安全性云々よりも、食材を確保できるかの方がより切実な問題であると考えています。自給率の向上はもはや待ったなしです。
haikyotansaku
国もメーカーも明らかにしていないことはまだまだあるでしょう。水際で食い止められられていないケースも当然あると思います。ここでの趣旨はかつてに比べて中国産は改善されているということです。かつては摘発されることさえなくスルーされていたわけですから。
もこみち
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/life/41158.html
北海道新聞をお読み下さい。
あなたの言っていることが幻想であった感じませんか???
国もメーカーも消費者に知らせていない事実はまだあるのですよ。
haikyotansaku
1965年には自給率は73%でした(2005年度が40%)。この40年間で摂取する総カロリーはほとんど変化がないんですね。ただ、内訳を見ると米が激減して、畜産物と油脂の摂取が増加しています。要は食生活の欧米化で、これと自給率の低下と密接な関係があります。中国からの輸入で多いのは生鮮野菜で全輸入の4割強。日本のメーカーが現地指導して輸入してるものについては国産と遜色のないものが作られています。
そうしたものと日本の農業が同じ土俵で対抗できるかって言えば、無理でしょう。それは。ただ保護するだけでは駄目でしょうが、農業保護なくして、自給率向上など夢のまた夢。なんだかんだ言って自給率の向上は食料の確保にとってまず第一に解決しかなければいけない最優先課題です。
中国産の品質云々は別にして、中国産に頼ってる現状はまずいでしょう。現に食料輸入大国になりつつあるんですから中国は(油脂や魚介類、穀物など)。
ばばて
どうして、中国農産物が 日本に来るようになったか。。。
日本の農産品だけでは 間に合わなくなったから。。。というのもあります、

日本人は本当に 日本の農家を応援できていますか?狭い土地や、効率の悪い農地が 多い日本で、手をかけて育てた農産品は 適正価格で 取引されてみんなは 納得して買っているでしょうか。。。
けして、今の中国製品全部を信用はしてないけどね。


  うーーーん、言葉がたらんなぁ。
haikyotansaku
全ての中国製品が大丈夫かっていえばそうじゃないってのはご指摘の通り。外食産業は表示の対象外だし、その中に怪しいのがあってもおかしくない。何しろ中国からの輸入食品の分母が大きいので、規制に引っかかるものが多いって事情があると思います。それでも2002年の冷凍野菜に残留農薬と大報道された当時から見れば、安全性は格段に向上したと考えています。
もこみち
必ずしも中国産は全て表示されていない。ものによってはしなくていいんだよー グリーンダヨー。
もこみち
きちんとした流通ルートの農産物って、どの程度かな?半分程度はそうじゃないし、抜け道も多くて、ある種の飲食店ででるものはそうでもないよ。
水際って言ってもね・・・
ペットフードも歯磨き粉も日本の検疫所は全くフリースルーだったし、いくらでもチェックをすり抜けてるよ。
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