GO GO ヘナK小隊!!

北海道で趣味の鉱物採集と狩猟を楽んでる、小隊長(奥さん)と兵長(ダンナ)の夫婦による‘ヘナK小隊’只今奮闘中であります。

童話 北の国の片田舎から 第8話

2015-06-19 13:10:25 | 射撃・狩猟
このシリーズ久しぶり


北の大地の片田舎にメタボなおじーさんとグータラなおばーさんが住んでいました。
おじーさんは今日も山へエゾシカ駆除に行きました。


半年はエゾシカ猟でもう半年は有害駆除の名の下で…結局1年中鉄砲担いで山ん中。
祝10年の修行を終えて新しいライフルをおばーさんの知らないうちに購入しやがったおじーさん。

「買うよ~」 と言い 「どうぞ」 と言ったものの馬鹿高いサコーとかいうのを買ってきた。

「愛しのサ子たん」だと。


まだ1度も獣を仕留めていないサ子たん片手に山に入るもお見かけしません。

「鹿もいない~鳥もいない~熊もいない~」

なんてぼやいていたら…

秋蒔き小麦の若い穂をむさぼる3頭の鹿!


「いたよ!左に3頭!!」

目は4つあった方がいいと言って時々おばーさんを連れていくおじーさん。
見つけるのはもっぱらおばーさんなんだよなー。

「ねぇねぇ、鹿を見つけて撃てたら5000円あげる~」とおじーさんが言うのでばーさん必死なだけ。

で、サ子たん初仕事…なんだけど、

「ねぇねぇ、今のあたったよね?」とおじーさん。

「わかるわけねぇーべ、撃っててわかんないの?」

2頭の鹿は逃げて行ったから3-2=1でしょ!

そして小麦の下で横たわっていた鹿、おじーさん腹を撃ってしまいどひゃ~\(゜ロ\)(/ロ゜)/

脇道からズルズル引っ張るもおばーさんはパス。


「見たくねぇ~」

「サ子たんに慣れてないからさーなんかさーブツブツ」

「手伝おうか~」←手伝う気はないけど一応ポーズで言ってみる。

そして車の後ろにブルーシートで包んで引っ張って載せたの手伝ったのに


「気合いだけでしょ!力入ってないし…」バレてる。でも5000円はアタシのものだよ。

そんな感じのサ子たんデビューなのでした。

鹿の顔の周りはデカいダニーちゃんだらけ。見ただけで痒いおばーさん。

そのまま鹿は廃棄となりました。
これが現実なのでした。

今年はヒグマの出没が多いのでそちらも頑張らねばならないおじーさん。
サ子たんのおかげで少しだけ安心するおばーさんなのでした。
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2 コメント

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てっぽう (にゃあ)
2015-06-25 20:17:08
sakoと云われると羆狙いかな?美味しい肉と聞きますね。
古典的ですか「女房からも宜しく」と。お判りかな?
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サ子たん (小隊長)
2015-06-25 22:01:13
にゃあ さん

ヒグマも視野に入れてのサコーです。
もちろん!おわかりですわよ(* ̄∇ ̄)ノ
いつになるか分かりませんが、手に入ったら。
返信する

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