GO GO ヘナK小隊!!

北海道で趣味の鉱物採集と狩猟を楽んでる、小隊長(奥さん)と兵長(ダンナ)の夫婦による‘ヘナK小隊’只今奮闘中であります。

牛の話 その2

2007-06-01 23:42:30 | 北海道の話
ダンナの実家は、北海道で酪農を営んでいます。

酪農家の朝は早い。
朝6時に起床すると、もう牛舎で乳絞りが始まっています。
牛舎をのぞくと、怖がりの私に牛はすぐ気づいて品定めされます。
牛は頭がいいので私のような人間はすぐ格下と判断され、どの牛も相手になってくれません。
子牛でさえ、手綱を引かせてはくれません。
どうがんばっても牛に認めてもらえないので、搾りたての乳が欲しい時だけ牛舎に行きます。
牛さんのお仕事はぜーんぜん手伝わないダメ嫁なのです。

私に出来ることと言えば、実家の薪ストーブで、皆が帰ってくるまでの間、火の番をしているくらい。
(1年でストーブを使用しない月は8月だけ!)
真夏に帰省しても、日中12度なんてざらなのです。

牛1頭の搾乳量が15~25リットルで、1リットルの値段が約70円くらいです。
朝晩2回搾乳するので、牛1頭につき約40リットルになりますが、ペットボトルの天然水より安いのです。
土を耕して、お天気に左右される作物農家に比べて、酪農はあまり天気に左右されないので収入は安定しているものの、水より安いなんて考え物です。

我家では、牛乳は北海道のよつ葉乳業、バターもよつ葉ばかり買うようにしています。
地元産の牛乳や、某有名メーカーの製品より割高ですが、実家の人たちの大変な苦労をこの目で見ていると、どうしても北海道のメーカーにこだわってしまいます。

ダンナは牛飼いのせがれのくせに牛乳があまり好きではなく、ほとんどウチでは飲みません。
(『昔から売り物には手を付けねぇ・・・』 ダンナ談)
私はというと、牛乳はお茶がわりに飲むので、これから暑くなってくると1日500mlは飲みます。
せっせと北海道の牛乳を飲んでいます。

我家では以前猫(アメリカンショートヘアー)を飼っていました。
ダンナの親戚に『この猫高いんでしょう?』と言われ、○○円と答えたら、『牛のこっこ(子牛)が2頭買える』って言われました。
なんかすごいショックだったなぁ~。

子牛が猫より安いなんて・・・。
コメント
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