神奈川県の松沢成文知事は10日の定例会見で、3期12年を超える知事の多選を禁止する「多選禁止条例」を12月定例議会に提出すると明らかにした。可決されれば全国で初めてとなる。現職だけが対象の多選自粛条例は、都道府県では埼玉県が導入しているが、将来の知事も縛る多選を禁じた条例はない。
上田知事と親しい松沢知事であるが、このような多選を禁じるものという政策案は、十年以上前からあがってはきているものの、自民党は容認しないかまえをみせてきた。それは「職業選択の自由」であると言ってきた。だが、ここにきて世論をみて、自民党も多選禁止に意欲をみせている。時代が変われば、かつては否定してきた事でも、世論のなりゆきによって変わることもありうる。平和党の自然主義経済も今では奇怪なるものとして色眼鏡でみられているが、必ずやみとめられるものであると思う。
ところで、松沢知事の提出してきた多選禁止条例案は、県議会自民党が反対している。党本部の意向によって、その賛否が変わるかどうかをぜひみてみたい。
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