薪御能は５月１１日・１２日

火影ゆらめく中、舞い踊られる幽玄の世界！
と言われる薪御能が今年も５月１１日・１２日、春日大社ならびに興福寺で開催されます。

現在全国各地で開催されている薪能も、古来この興福寺の芝生の上で演じられたいたものが始まりなんだそうです。
当日は、観世・金春・宝生・金剛の能楽四座による能および大蔵流による狂言が演じられるとか。なお、一般席（無料）も若干あるそうなんですが、有料の観覧席を予約されるほうがよろしいかと。（雨天時は文化会館にて開催）

ちなみに興福寺境内には「金春流発祥の地」という碑がありまして、興福寺さんとは縁が深いのであります。
また近くのならまちには、狂言大蔵流宗家跡というところもございまして、江戸に行かれるまでは、こちら奈良でお過ごしになられていたようです。古い話ですが、ははは。
（たしかテレビドラマ「ちりとてちん」に出ていた俳優さん（師匠の息子さん役）が大蔵流の方だったのでは？
　ちなみに狂言のもう一方「和泉流」の方ってのが、あの和泉元彌さんであり、また陰陽師に出ていた野村萬斎さんなんであります。このように書くと、ぐっと親近感がわくわけですな、能や狂言も。）