こちら奈良では本日、秋の一大イベント
「うねめ祭り」
が開催されます。(有名なお船の儀もありますよ。)
朝からこちらの東向商店街でも、ビエ~ヒョイ~などと笛の音が流れております。
さてこのお祭りは、毎年仲秋の名月に行われます。
気がつけばもうそんな季節になっていたんですね。まだ今日も30度を超える気温となりそうなんですが、、、とほほほ。
さてこのお祭り、もう何回も取り上げておりますし、詳しくご存じの方も多いかと思いますが、いちおうおさらいしておきましょうね。
それはそれは、聞くも涙・語るも涙の悲しいお話なんでございまよ、ホロホロホロ。
昔 々大和に都があったころ、時の帝の寵愛を受けていて采女さんという女性がいらっしゃったのですが、だんだん帝の態度が冷たくなってきて、いてもたってもいられず、とうとう猿沢の池で入水しちゃったわけです。(その時着ていた衣を掛けた柳っちゅうのが残っておりまして、それが猿沢池のほとりにある「衣掛の柳」でございますな。)
で、それを知った回りの人たちが、あまりにも不憫だからその魂を慰めようぜ!
って始めた祭りが「采女祭り」なんであります。
そう、このお祭りはわれわれ庶民が楽しむお祭りというよりも、采女さんに喜んでもらおう!と企画されたお祭りだったのであります。
ちなみにその采女さんを祭った「采女神社」も猿沢池のすぐ近くに建っているのですが、
じつは、よ~くみると社殿が後ろ向きになっているんですよ。
なぜなら、
身を投げた池を見るに忍びず、一晩で勝手に後ろ向きになってしまったんだとか。
ほんと泣かせる話ですな~~~この一途さを!けなげさを!□□にも○○にも聞かせたいですな~。
ちなみにこの采女さん、福島県郡山市のご出身というおうわさも、、、