感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

苦労、苦悩を乗り越え本当に人を想える優しさを・・・

2012-09-17 19:48:39 | 家づくり職人物語
台風が接近する週明けの月曜日、祭日ながらも当社の「家づくり」は本日も稼動しています。

そんな今朝は大工さんたちと一緒に倉敷市玉島でのファースの家新築工事現場にて大工工事を行ないます。

大きな家だけに何かと一つの作業に時間はかかるのですがやはり造り応えはあります。

電気屋さんの「ゆきちゃん」も現場に来てくれ本当にありがたい、こうした家づくりの現場は日々動き続ける正に「生き物」。

もちろん努力はしていますが予定通りに進む事は中々難しいのもやはり事実です。

こういった急を要した時にも、素早く駆けつけてくれる職人さんは本当に私たちの掛替えのない大切な仲間です。

おかげさまで現場の方は順調に作業が進み徐々に次の工程へ移っていけそうな感じになってきました。

そんな中、写真は今日の台風で外部の足場を気にかけて現場を覗いてくれた鳶の親方「大月さん」(写真左)と2階の工事をしていた大工の「しんちゃん」(写真右)を撮影。

現場でも周りの仲間に気を配り、常に現場を明るくしてくれる所や後輩などの面倒見の良さなど、どこか似ている2人です。

現場で作業にあたる職人さんも彼らの気配りがある事で同じ作業でも楽しい気持ちで取り組める事もあるようです。

仕事を楽しくと言えば甘っちょろい事をと思う人も居るかもしれません。

しかし、彼らのように人の気持ちを考え、現場を明るくできる様になれるまでには自分たちも相当の苦悩や苦労があり其れを乗り越えた厳しい下積み、修行の時代があったからでしょう。

人の痛みを知るには、先ずは自分がその痛みの経験しなければ決して理解することは出来ず、其れを理解した上で人に優しく接する事ができるのでしょう。

こうして思えば改めて「家づくり」という壮大な事業は決して材料の品質、職人の技術、現場の管理能力だけで良し悪しが決まるものではなさそうです。

彼らのように人と人を繋いでくれる存在は、家づくりに携わる数多くの職人さんが一丸となり家をつくる私たちの「家づくり」には欠かせない存在でもあるようです。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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