感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

大工さんたちが其々の夏期休暇を満喫してくれる事を祈り・・・

2013-08-12 18:54:32 | 薪ストーブ工事物語
夏真っ盛りと言わんばかりの太陽が恨めしくも思う週明けの月曜日。

「しんちゃん」、「まっちゃん」、「小野くん」の大工さんたちは昨日、引越しが済んだはずの真庭市北房の古民家改修現場へ向かい、工事中に利用してもらっていた仮設の台所やお風呂の撤去に向かってくれています。

今日は夏期休暇に備えての加工場の片付けなども大切な仕事なので少し現場を早めに切り上げてもらう手筈。

私も今朝は兵庫県上郡の播磨高原へ雨漏りの修理に大工の「信くん」と一緒に向かいます。

こちらも現場までは片道1時間少々、大きな山全体が別荘地で細い山道を走れば○○山荘と呼ばれる個人・法人所有の建物が見られますが、何せ広い山なので見知らぬ人が来ると迷子になる事は確実。

今回は元請さんが同行してくれたおかげで無事に現地へ到着です。

しかし、ここからもうひと仕事。山荘と言われる建物だけにどの建物も山際ギリギリに建てられてモノが多く平坦な場所がない・・・

単純に屋根に登るハシゴを立てるのも一苦労ですが、こちらの別荘地での工事も過去数回行っているだけにもう段取りは万全。

手際よくハシゴをかけて屋根の様子を伺ったのですが大雨の時に一度、漏った程度で雨漏りは常時では無いとの様子。今回もそのケースだっただけに特に大掛かりな工事も必要なく無事に雨漏りが直ったのは幸い。

取り敢えず処置を終えれば一路、岡山市中区の某クリニックさんへ駐車場の鉄のみぞ蓋が外れて危ないとの事で修理に向かいます。

時間は午後2時、太陽から照りつける日差しの強さも最高潮、駐車場なので日陰もなく大工の「信くん」と決死の覚悟で取り組んだのですが・・・

溝蓋が鉄の為に焼き付いた溝蓋は正に焼けたフライパン、アスファルトも焼け膝をつけば膝が焦げてしまいそうな灼熱の地面。作業自体は一時間ほどでしたが、流した汗は本当に一日分。

夕方からは大工さんたちと加工場の片付けを済ませ今日は皆、少し早めに帰路へ・・・

明日からは大工さんたちも普段着で過ごす夏期休暇期間、各々のプライベートな時間を満喫して又、休み明けから元気に「家づくり」に取り組んでくださいね。

さて、私も今夜はそろそろ帰宅して明日からの夏休みを満喫できるように・・・

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

にほんブログ村 住まいブログ 大工・職人へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一般的な住宅にも薪ストーブの後付けは可能です。

2013-07-19 22:29:00 | 薪ストーブ工事物語
暑い、暑いと言いながらも季節を感じて今日も元気に仕事ができた一日に感謝。

大工の「しんちゃん」、「小野くん」コンビは今日も真庭市北房での古民家改修現場へ7時前から出発している模様。

大工の「まっちゃん」は今日は単独行動にて岡山市中区での新築現場へ竣工美装のクリーニングを明日に控え室内に傷がつかない様にと施していた養生の撤去や残工事を進めてくれている模様。

午後からは玉野市での「蔵」新築現場で最後に収める予定の「スノコ」の制作などフル回転。

そんな中、私は大工の「信くん」と一緒に備前アルミ建材さんからの依頼で高梁市へ薪ストーブの新設工事の為に向かいます。

今回も現在、お住まいになっているお宅への後付という事で、元々は薪ストーブを設置する予定で建築していた訳ではない住宅。

意外と建物の新築時から薪ストーブを設置する予定がなければ後付は無理だと諦めていらっしゃる方も居られるとは思いますが、私たちの手にかかれば普通の住宅にでも薪ストーブを設置する事が可能。

先ずは前もって備前アルミ建材さんが現地の状況を確認して薪ストーブを設置できる場所を提案。

室内の何処にでもと言うのは些か厳しいのですが、煙突の位置で燃焼効率を左右する薪ストーブ。そのプロフェッショナルの備前アルミ建材さんがお客さんの希望に近い所で最もベターな位置を提案してくれます。

但し、後付けの場合も多少の専用工事が必要には成ります。

その中でも必ず必要なのが床の補強、本体自体が150kg~200kg近くある薪ストーブ、少し大げさですが、通常の作りの床なら底が抜ける恐れも・・・其処までは行かなくとも床が下がったりする恐れは十分に考えられます。

これは床下に潜り大引と呼ばれる太い木材を通常は90cm~100cm間隔で入っている間にもう一本増やし、鋼製束で支え、根太を増す事が一般的。

ピアノなどを設置する場所への床補強に近いものだと考えれば大工の私たちにとっては造作の無いこと。

その後は煙突を屋外へ貫通させる為の工事ですが、燃焼効率を考えれば真っ直ぐに真上に上げて行くのがベスト。

しかし、後付での工事の場合は2階に部屋があったりする為に真上に抜けないケースも多々ある筈、そうした場合は壁抜きと呼ばれる一旦、壁を貫通させて煙突を屋根の上まで上げていく方法もあります。

そんな工事に黙々と取り組んだ一日、予定していた時間をややオーバーしましたが、今回も無事に工事完了。

後は明日、備前アルミ建材さんが本体を正式な位置に設置して煙突と接続してくれる様、まだまだ暑い日が続きますがお客さんにとっては念願の薪ストーブなだけに冬が待ち遠しいでしょうね。

18時から私と「信くん」は一路、高梁から倉敷に向けて移動。

帰りに少し遠回りして倉敷市中島の現場、同じく中庄の現場と回ってやっち帰社した頃には20時過ぎと私が予定していた時間を大幅にオーバー。

時間の管理は本当に難しい、今日やり残した仕事の一部は明日へ持ち越しと成りましたが、今夜も必死のデスクワークに何とか許容範囲まで遅れを取り戻した感じにひと息ついた所。

さて今夜は「明日があるさ」と開き直って早めに帰宅しなければ・・・

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

にほんブログ村 住まいブログ 大工・職人へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「疲れたー」と本気で言いたい時がある・・・

2013-02-01 22:09:52 | 薪ストーブ工事物語
午後から雨の予報だった本日ですが、倉敷市加須山での外構エクステリア工事はいよいよ最終段階を向かえ「しんちゃん」、「まっちゃん」によりアルミのフェンスの取付作業が進んでいる様子。

古くて倒れそうだったブロック塀が新しくなっている所を確認に現地へ覗きたいとは思っているものの中々、時間が取れないのは寂しい所。

それでも毎日、「家づくり」という壮大な事業を通して多くの人と出会えるのはありがたい事。

そんな一日の私は「信くん」と共にいつもお世話になっている備前アルミ建材さんの依頼で薪ストーブ取付に伴う建築工事の依頼を受けて兵庫県との県境あたりまで出発。

高速道路を走り、待ち合わせの場所へ向かいます。

今日は去年の暮れに友人を通して知り合った板金屋さんと初仕事という事で否応なしにも気合が入ります。

待ち合わせをした山陽ICの出口から下道を走ること一時間・・・着いたのは関西方面の人が多く所有すると聞かされている別荘地。

入口のゲートで許可をいただき広大な敷地内へ突入、こちらは大きな山の中に街中では見ることの少ない別荘地ならではの建物がポツポツと並びます。

その中でも今回はログハウス風の建物への煙突工事が主な仕事。

屋根に穴を開けての煙突工事という事で天気との戦い、夕方からの雨の予報に備え工事を進めていきます。

急斜面に立つ建物なだけに何をするにも一癖あるのは計算外、急斜面なだけに移動もですが、足場を立てるのも、木材の切断場所を確保するのもと何をするにもひと手間余計にかかるのです。

その為、予定していた作業時間が少しづつズレ込み始めた頃に雲行きの怪しかった空から雨がポツポツと降り始めます。

しかし、日頃の行いのおかげでしょうか、屋根の雨仕舞もギリギリセーフで完了だったのは今日一番の幸運でしょう。

そこから日も暮れ始めた頃から内部のレンガタイルの下地壁の造作に取り掛かり、作業が完了した頃には日もどっぷりと暮れ時計は19:00を回っています・・・

ここから高速道路をひた走り会社に向かう事、1時間半ようやく本日の作業は完了です。

時間は遅くなりましたが今日も無事に作業がを終えることができた事は皆さんの協力の賜物、一緒に作業にあたった「信くん」、板金屋さん、備前アルミの職人さんと皆お疲れ様でした。

さて、私は会社に戻ってからがもうひと仕事、本日期日の工程表を制作して設計事務所さんへ先ほどお送りしておきました。

後は明日の現場の地図を板金屋さんに送って本日の作業も終わりの筈、何かやり残した事があるような気もしますが・・・・

今日はとにかく疲れたー!と帰宅の路に付くことに・・・やり残したと感じる事は多分、先ほど家の娘から電話のあった「アイスを買ってきて」のお願いだったと思うのですが・・・

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

にほんブログ村 住まいブログ 大工・職人へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小さなあたり前を続ける事で大きな信頼を

2012-11-05 20:01:35 | 薪ストーブ工事物語
週明けの月曜日は生憎の雨が降りの一日となりました。

本日はいつもお世話になっている備前アルミ建材さんの依頼でお隣、兵庫県での薪ストーブの設置工事の依頼に「しんちゃん」と共に朝の高速道路を東へ向い走ります。

途中のSAで備前アルミさんと瓦屋さんと待ち合わせでしたが、流石の天候に屋根に煙突を抜くのは断念との判断。

しかし、内部での下準備は出来そうなので瓦屋さんと備前アルミ建材の本部隊とはここでお別れ。

無理をお願いして、備前アルミ建材さんより担当の方に案内されながら私たちは現地へ向います。

そこから車で走ること約1時間半、兵庫県姫路市を北上した静かな街での一軒屋が今回の薪ストーブ新設物語の舞台。

工事自体は何度もお手伝いさせていただいていますので要領は心得ていますが、お客さんにとっては何度もある筈のない薪ストーブ設置の工事。

その数少ない場面に立ち会える事に感謝し決して初心を忘れることなくお客さんと同じ目線で作業に取り組みます。

一度、据え付けてしまうと簡単に動かす事の出来ない薪ストーブなだけに設置する位置なども細かく打合せしながら工事を進めます。

先ずはお部屋の養生を行い今回は屋根に煙突を抜く計画に沿い天井の開口、耐熱処理の作業を進めます。

一度、据え付けてしまうと簡単に動かす事の出来ない薪ストーブなだけに設置する位置なども細かく打合せしながら工事を進めます。

その後、薪ストーブ本体を設置した時の背面に耐熱、防火などの目的に背面耐火壁の取り付け作業と順を追って進めていきます。

ここまで出来れば今回の下準備は完了。

只、楽しみにしていた薪ストーブ本体が雨で搬入できずお客さんは少し残念そうでしたが、来週早々には薪ストーブ本体も据付されるようですので今しばらくのご辛抱を。

夕方には備前アルミ建材さんに立ち寄り、本日の作業報告と次回の据付工事の打合せ、工事引継ぎの報告をしておきます。

お客さんの希望や現地の状況などを踏まえると絵で描いたように納まる場合が少ないのがこうした後付けやリフォームなどの工事。

直接、次の工事に関わる人に今日の工事内容を伝えて、後の工事に携わる方がスムーズに工事を進めれる準備も今日の私たちの大切な作業でもあります。

複数の業者さんが携わる工事では勿論、社内の業務でも大切な社会人としての「ホウレンソウ」、「報告」、「連絡」、「相談」。

いまさらながらブログに書くのもなんですが社会人としての基礎、こうした「あたり前」な事をキチンとやり続ける事が何より大切ですね。

その小さな「あたり前」を続ける事でいずれは必ず大きな「信頼」になりますので、明日も決して「ホウレンソウ」を怠る事なく続けなくては・・・

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

にほんブログ村 住まいブログ 大工・職人へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リーダーの器が仕事の進行具合を左右する

2012-10-17 21:57:04 | 薪ストーブ工事物語
遅い時間に成りましたが先程、先日ご近所さんから依頼されていた水漏れ修理の見積書をお届けに行ってきました。

水漏れの状態を説明して今後の事も視野にいれ床下の配管を全て取り替える方向での工事と成りそう、床下での水漏れという状態なので急いで施工日を決めてご連絡致しますので今しばらくのご辛抱を・・・

さて、そんな雨の木曜日となった本日。

大工の「信くん」と一緒にいつもお世話になっている備前アルミ建材さんの薪ストーブ設置に伴う大工工事に瀬戸内市牛窓へ向います。

少し混雑した国道2号線も青江辺りを過ぎればスイスイと走り出し予定通りの到着。

現地では「信くん」に重量のあるストーブを支える為の床補強をお願いし、私は煙突を出すために壁に穴を開けていく作業から取りかかります。

こちらも専用の部材を使って防火対策をしながらも2階の屋根を超える高さの煙突を支える為の補強材をを仕込んだりしておきます。

備前アルミ建材のスタッフさんたちもストーブの搬入や足場の組立など手際よく進めて何もかもがスムーズに進行します。

午後からは穴を空けた壁のクロスの復旧に煙突の組立、そしてストーブ本体の設置と作業が進み夕方には無事に作業完了です。

こうして各自がひとつの目的に向って作業を分担して行なう事の強みでもあり、こうした手際のよさは備前アルミ建材の社長と専務のリーダーシップでもあるようです。

誰もが自分の作業に「思い」や「やり方」がある筈ですが、其れを個々にバラバラとしていたのでは決して全体でのスピードアップには繋がりません。

良いリーダーは時として個々の「思い」、「やり方」を無視してでも全体でのバランスで計算しなければ・・・只そういった決断をする事が多くリーダーとは自己中心的と思われる事が多いようです。

しかし其れを補う計画性と責任感、正義感と協調性、そして何より明るい人柄であれば、周りの人は着いて来てくれるようです。

反対に何かひとつでも足りないようなら周りの人からは不平、不満が・・・

今日の皆の仕事ぶりを見る限り備前アルミの社長、専務には上記の様な条件を満たしている様です。

しかし皆に道を示す事は本当に大きな勇気が必要、更にお客さんに対しての責任感で今日はお2人とも心身共に疲れた筈。

今夜は束の間の休息を存分に・・・

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

にほんブログ村 住まいブログ 大工・職人へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする