活動の日々

自閉症スペクトラム関連を中心とした、対外的な活動を綴っていきます。

NPO法人ひまわりの会の療育支援室閉鎖と移転~感謝感激~

2019-03-18 | ひまわりの会
当ブログをご覧いただきありがとうございます。尾串光康です。


早速ですが、私が代表を務めるNPO法人自閉症児療育支援ひまわりの会の、新宿区早稲田にある療育支援室を閉鎖する運びとなりました。


理由は、私が一般社団法人てんとうむしの現場の「常勤」となるためです。


常勤となる理由は、てんとうむしの事業の中心の一つである日中一時支援の、川崎市が定める規定の変更があり、それに伴い、何度も話し合いがもたれましたが、私が常勤でいることが望ましいと判断したためです。


これまでは自由自在に動いていましたが、4月からは今までみたいに自由に動けません。療育支援室に行く回数自体も相当少なくなってしまいます。


そこで、療育支援室を閉鎖することを決めました。


ちなみに、療育支援室で行っていたことは、全て一般社団法人てんとうむし内で行います。一般社団法人てんとうむしの相談室のスペースを借り(と言ってもそこの代表も私ですが笑)、そこで会いに来てくれる親子を相手に臨床活動を行います。


なので、新宿区早稲田にある療育支援室は閉鎖しますが、やっていることそのものはてんとうむしで引き継がれます。もちろん、子どもの指導の担当者も変えることはありません。


私がひまわりの会で見ている子は、もう小学生は数名、後はほぼ中高生、成人になります。


なので、新宿の支援室に来ていた子たちは皆てんとうむしに来てくれることになりました。だから、そこで私がしっかり指導します。


事務所自体は新宿で、しかし広いスペースは無駄になりますので、本当に小さいスペースを借り、そこで登記します。


ひまわりの会は、訪問指導と来談指導に分かれます。訪問指導はもちろんこのまま(時間等は変更しますが)、来談指導は川崎市のてんとうむしで行います。


療育支援室に来ていた皆は、新宿のほうが利便性もあり、つまり来やすかったでしょう。しかし、場所が変わっても来てくれると言って、本当にありがたくて、ぶっちゃけ泣きそうでした。


私が深刻そうに話し、親も不安そうな顔で聴いていましたが、伝え終わるうちに、
「なんだ!場所が変わるだけ?なら別になんてことないです」
「てんとうむしで社会を変えるんでしょ?私らもてんとうむしに行けるってことで楽しみですよ」
「先生にみてもらえるなら」

…自分で書いてて恥ずかしくなってきた(笑)。しかし、実話。本当にありがたかった。


私はひまわりの会をもう15年くらいやっていますが、これが私の財産です。

今の立場も、技術も、今の私をリスペクトしてくれる親と子あってこそです。それは断言しますが1日も忘れたことはありません。


なればこそ、断言してきた「重度自閉症者の就労」を達成しなければ。かえって、私が毎日てんとうむしに行くことで、その速度は早まるかもしれません。


それをさせてくれる保護者と子どもあってこその私。社会を変えるということを、大船に乗った気持ちで…いや、泥船かな?(爆笑)いやいや、そうならないようにガンバリマスデス。


今、まさにてんとうむしの事業所でブログを書いています。スタッフの皆もテンション高めで有難いです…いや、低めか?(爆笑)うそうそ、たぶん緊張しているけれども(笑)。




冗談はともかく、ご報告と感謝でした。




今週はこの辺で。


それでは、また来週に。

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