goo blog サービス終了のお知らせ 

活動の日々

自閉症スペクトラム関連を中心とした、対外的な活動を綴っていきます。

ひまわりの会利用者の皆様へ~ひまわりの会4月いっぱいお休みのお知らせ~

2020-04-13 | ひまわりの会
当ブログをご覧いただきありがとうございます。尾串光康です。


早速ですが、本日2本目の記事がこれです(一本目の記事はこちらです)。表題通り、4月いっぱいひまわりの会の臨床活動をお休みいたします。

ひまわりの会は、訪問療育および来談型の個別指導を行っておりますが、全員が、電車等を利用して訪問・来談いただいております。
そのことから、双方の感染リスクを軽減するために、緊急事態宣言が解除されるまでは、ひまわりの会での臨床活動はお休みすることと決定いたしました。

3月は短期入所の件で、ひまわりの臨床は全てお休みしておりましたので、4月はバリンバリンに再稼働…と、考えていたので、無念です。

5月からは臨床活動を再開する心づもりでおりますので、どうかお待ちください。

次回お会いできることを楽しみにしております。


NPO法人自閉症児療育支援ひまわりの会 代表:尾串光康

ひまわりの会臨床活動一時休止のお知らせ

2020-02-04 | ひまわりの会
当ブログをご覧いただきありがとうございます。尾串光康です。

早速ですが、この度、私が代表を務めるNPO法人自閉症児療育支援ひまわりの会の臨床活動を2月~3月いっぱいまで休止させていただくことといたしましたことを、ブログでもご報告させていただきます。


理由は、短期入所設立のためでございます。


短期入所を設立するにあたっては、かなり様々なことをしなければなりません。


まず、物件取得です。これにあたっては、賃貸の物件でも不可能ではありませんが、様々な障壁があることから、施設を所有することが、特に長期的な視点からすれば必要になります。
故に、物件を取得するにあたっては、銀行融資が必要になります。物件と融資は既に確定したことですが、今後も必要書類の作成や、物件の引き渡しや決済などが控えていますし、保険等を選ぶ必要も出てきます。


次に、行政との相談です。
4月から短期入所施設を開所したいので、3月13日(本当は15日なのですが、日曜日の為13日になります)に書類提出が必要になります。
そのためにやることはご想像に難しくないかと思います。


次に、消防とのやり取りがあります。
消防法に基づいて、必要な防火設備を構築する必要があります。その基準を満たす備品の購入や、消防業者とのやり取りがあります。


そして、税理士の相談です。
損金として計上できるものとそうでないものがあり、また、減価償却にするものとそうでないものもあり、それによって予算案の修正や、補助金や助成金の検討が必要になります。


そこで、社労士との相談があります。
働き方を法に則った形で構築する必要がありますので、その相談が開始されています。


さらに、行政書士との相談があります。
民間団体(財団法人等)が行っている補助金等は行政書士が専門です。先生との相談が開始されます。


同時に、社員の育成が待っています。
短期入所施設を行っていくにあたっての必要なことや、利用者への対応のメソッド等を伝授していきます。


上記に挙げたものは、時間的な遅れがあってはいけません。故に、今は特に私は神経質になっているのです。

何故なら、銀行には施設設立にあたっての借金を返済する必要がありますし、既にてんとうむしを利用されている方から10人定期で短期入所施設の利用のご希望をいただいております。

故に、時間との勝負なのです。4月から開所のために、日々会議が重なります。


そのため、非常に苦渋の決断なのですが、3月末までひまわりの会の臨床を全てお休みさせていただき、全て完了(時間との戦いに関して)して、ひまわりの臨床活動を再開したいと考えております。


ひまわりの会のクライエントには、私の秘書が個別にご連絡させていただきます。


ひまわりの会の皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、ご了承くださいますよう、なにとぞよろしくお願い申し上げます。


なお、ブログは毎週かはわからないですが、できるだけ更新したいと考えておりますので、引き続き当ブログをご覧いただけたらと思います。


今回は、取り急ぎご報告まで。


それでは、引き続きよろしくお願い申し上げます。

愛しの教え子達のために~ひまわりの会~

2019-04-08 | ひまわりの会
当ブログをご覧いただきありがとうございます。尾串光康です。


前の記事から何度か記載しておりますが、川崎市の制度の変更、およびてんとうむしの「底上げ」のため、私がてんとうむしへ在住するようになり、そのために、ひまわりの会の相談室(新宿早稲田)を閉鎖し(訪問の方は時間や日程等の条件を変更し継続)、相談室に来ていた教え子全員、てんとうむしに来てもらうことになりました。

で、ようやく準備が整いまして、教え子達を受け入れました。その写真(てんとうむしの事業所ぐんぐん)が以下の写真です。








なかなかでしょ?「田中ビネー」や「WISC」の検査キットも持ってきたしね。
他にもオリジナル教材や私の目にかなった教材がひまわりの会にありましたが、全部持ってきました。

指導者向けの書籍も持ってきたから、いつでも職員に貸せるよ。


ひまわりの相談室に来ていた教え子達は皆ここで待っていて、私が直々に指導します。


教え子たちに会うのは、てんとうむし勤務の休み時間を使ってなので、私の休み時間は一切ないのですが(爆笑)、全然かまいません。

もう10年以上見ている子たちばっかりで、「単なる生徒」じゃないですよ。10年だよだって?ずっと会い続けてきたわけで、その子たちとの臨床があったから、いま私は自身の臨床に絶対の自信を持てているわけで。理解ある保護者と教え子との関係を「自分から」切るということは、もう人生が終わりなのと同じです。

生まれた地をリスペクトするということは大切なことって一般的に言われているでしょ?臨床家尾串光康が生まれた地はひまわりの会だから。


人に慕われ、その人たちを愛する(変な意味ではなく笑)ということは幸福なことです。そう私は思っているから今私は幸せです。


...さて、書類をチェックするか(それはあまり幸せなことではない苦笑)。



今週はこの辺で。


それでは、また来週に。

ひまわりの会の事務所移転および来談型支援の場所の移転+小話

2019-04-01 | ひまわりの会
当ブログをご覧いただきありがとうございます。尾串光康です。


早速ですが、本日ひまわりの会のホームページが更新されました。その内容は以下の通りです。


⓵事務所移転
私が一般社団法人てんとうむしに在住することになりましたので、事務所を移転しました。
今までは小さいながらも教え子の指導スペースがあったのですが、私が指導に行けないということにより、より安くて小さい場所へ事務所が移転することになりました。

⓶来談型支援の場所の移転
今までは事務所がある新宿早稲田にて、個別療育やペアトレ、検査等の来談型の支援を行っていたのですが、移転によって、それが叶わなくなりました(スペース的にも私の時間的制約の意味でも)ので、これまで相談室に来てくださっていた方は、全員場所を移動することになりました。
場所は「神奈川県川崎市多摩区菅稲田堤1-6-24 2階」すなわち「てんとうむしの事業所ぐんぐん」内にて行います。

追記:在宅支援(ひまわりの会の訪問による療育、並行介入型ペアレントトレーニング)は、各利用者の時間を変えて(夜とか休日とか)継続します。


と、このような形になりました。


もしお時間があれば、ひまわりの会のホームページを見てください。

NPO法人自閉症児療育支援ひまわりの会




今年1名、また一人私に元を巣立って行ったお子さんがいます。

巣立ちはさみしくもありますが、誇らしくもあります。


巣立ち?何それ?と思う方は下にリンクを貼っておきますので、その記事を見てください。私が昔書いた記事です。

NPO法人ひまわりの事~巣立ち~


年齢による別れ、ステージによる別れ(就労とか学校とか)、そのどれでもない、感慨深い別れ、これは10年以上一人のお子さんを見続けなければ得られないものです。

私は常々思うのですが、私の臨床の記録(資料、映像等)は、他人が何百万積んでも買えるものではありません。いや、物は移動できても、その詳細を説明することは不可能です。私の臨床は私だから語れるということ。

というか、セラピストにはそうであって欲しい。


「臨床は金を払ってでも経験しまくれ」

・臨床させてくれる相手に敬意を払え
・(臨床)させてくれたお礼は臨床で返せ
・お礼はプラスワンで返せ
・他人を喜ばせるということは、どの仕事でも、自身にとって幸福であるということを知れ、そして誇れ
・それはペコペコすることではないということ(嫌われても正しいと思うことを貫くということ)
・子どもに背中を見せられる人間でなければ「真の指導者」ではないということ


…よし、更に求人申し込み減ったな(爆笑…いや、号泣)。




今週はこの辺で。


それでは、また来週に。

NPO法人ひまわりの会の療育支援室閉鎖と移転~感謝感激~

2019-03-18 | ひまわりの会
当ブログをご覧いただきありがとうございます。尾串光康です。


早速ですが、私が代表を務めるNPO法人自閉症児療育支援ひまわりの会の、新宿区早稲田にある療育支援室を閉鎖する運びとなりました。


理由は、私が一般社団法人てんとうむしの現場の「常勤」となるためです。


常勤となる理由は、てんとうむしの事業の中心の一つである日中一時支援の、川崎市が定める規定の変更があり、それに伴い、何度も話し合いがもたれましたが、私が常勤でいることが望ましいと判断したためです。


これまでは自由自在に動いていましたが、4月からは今までみたいに自由に動けません。療育支援室に行く回数自体も相当少なくなってしまいます。


そこで、療育支援室を閉鎖することを決めました。


ちなみに、療育支援室で行っていたことは、全て一般社団法人てんとうむし内で行います。一般社団法人てんとうむしの相談室のスペースを借り(と言ってもそこの代表も私ですが笑)、そこで会いに来てくれる親子を相手に臨床活動を行います。


なので、新宿区早稲田にある療育支援室は閉鎖しますが、やっていることそのものはてんとうむしで引き継がれます。もちろん、子どもの指導の担当者も変えることはありません。


私がひまわりの会で見ている子は、もう小学生は数名、後はほぼ中高生、成人になります。


なので、新宿の支援室に来ていた子たちは皆てんとうむしに来てくれることになりました。だから、そこで私がしっかり指導します。


事務所自体は新宿で、しかし広いスペースは無駄になりますので、本当に小さいスペースを借り、そこで登記します。


ひまわりの会は、訪問指導と来談指導に分かれます。訪問指導はもちろんこのまま(時間等は変更しますが)、来談指導は川崎市のてんとうむしで行います。


療育支援室に来ていた皆は、新宿のほうが利便性もあり、つまり来やすかったでしょう。しかし、場所が変わっても来てくれると言って、本当にありがたくて、ぶっちゃけ泣きそうでした。


私が深刻そうに話し、親も不安そうな顔で聴いていましたが、伝え終わるうちに、
「なんだ!場所が変わるだけ?なら別になんてことないです」
「てんとうむしで社会を変えるんでしょ?私らもてんとうむしに行けるってことで楽しみですよ」
「先生にみてもらえるなら」

…自分で書いてて恥ずかしくなってきた(笑)。しかし、実話。本当にありがたかった。


私はひまわりの会をもう15年くらいやっていますが、これが私の財産です。

今の立場も、技術も、今の私をリスペクトしてくれる親と子あってこそです。それは断言しますが1日も忘れたことはありません。


なればこそ、断言してきた「重度自閉症者の就労」を達成しなければ。かえって、私が毎日てんとうむしに行くことで、その速度は早まるかもしれません。


それをさせてくれる保護者と子どもあってこその私。社会を変えるということを、大船に乗った気持ちで…いや、泥船かな?(爆笑)いやいや、そうならないようにガンバリマスデス。


今、まさにてんとうむしの事業所でブログを書いています。スタッフの皆もテンション高めで有難いです…いや、低めか?(爆笑)うそうそ、たぶん緊張しているけれども(笑)。




冗談はともかく、ご報告と感謝でした。




今週はこの辺で。


それでは、また来週に。