=10/7=一木一草。作業が山積みになっているが、今日はどうしたものか気持の集中がてんで出来ない。草むしりをする、好きなレコードを聴く、、、、なにをやってもダメで、一杯飲んでふてくされて寝てしまおうかとも思った。朝からそういう訳にもいかず、どうしたものかと悩む。ふと思い出し、津の美術館に「橋本平八と北園克衛展」に愛車7080で向かう。ここで二人の紹介は省くが、同郷の兄弟のことは何年も前に東京のなんにんもの友人に熱く語られ、作品の素晴らしさを聞かされていた。わたしは北園克衛氏の資料が第一の目的であったが、お兄さんの橋本平八氏のボリュウムのある作品群にまず見とれた。やはり「花園に遊ぶ天女」には嬉しくなった、ほっぺたに蝶、身体にはたくさんの花が彫られていた。まわりの風景が身体に写っているのだろうか、軽やかで重厚な存在感に圧倒される。北園克衛氏の作品・資料も豊富であった。1924年頃に橋本健吉から北園克衛に変わる頃の原稿に「、、、、それは、5.6才から12,3才の目で見た朝熊村であり、山川草木の四季の色である。そしてそれが、私のイメージの色である。つまり私のすべての作品を着色している色彩は、幼年期から少年期の目に映った朝熊村の色であると思っている。」。わたしも、幼少期から少年期に、家の手伝いで神宮の神苑のなかに毎朝通っていた。19才から世界中を旅して帰り、子供の頃に神宮で身体に感じた空気・風景を元に写真を描いていると思っている。大きくディスプレイしてある北園氏の詩は、文字がひとことひとことがキラキラと輝く色や線や点であるようだ。会場内は写真撮影はダメで、看板になってしまったのが残念である。10月23日~12月12日には東京の世田谷美術館http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/next.htmlで開催される。お薦めの企画展である。大拍手。さぁ~、帰って仕事をするぞぉ~。晴
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