ミーシャのひとりごと

数あるブログの中 訪問してくれてありがとう。
蒜山高原や大山などの風景写真を撮りながら
田舎暮らしを楽しんでいます。

もっと怖~い多剤耐性菌

2010-09-15 08:19:16 | その他
      

この頃また 
頻繁にテレビや新聞で報道された「多剤耐性菌」
以前にも怖い耐性菌(MRSA) を取り上げた事がありますが

今日は、もっと怖~い「多剤耐性菌」の聞きかじり~ !!

9月に入って
ほとんどの抗生物質が効かない「多剤耐性菌」 の感染の報道が
頻繁でしたが、「多剤耐性アシネトバクター」による大規模な感染が
日本で初めて発覚したのは昨年1月。
福岡大学病院で23人が感染したことが判明しましたが
この時は、韓国から転院した患者から感染が広がったそうです。

欧米では10年ほど前から
人工呼吸器を装着する重症患者に肺炎を引き起こすとして警戒され
イラク戦争の際は、米軍関係の医療施設で傷病兵が集団感染したそうです。
もともと国内には存在しない種類だそうですが
もう既に国内にも入り、定着している可能性があるとのこと。
今回のこの騒ぎは、氷山の一角だと専門家の見解が新聞に出ていました。

この多耐性菌アシネトバクターは、院内感染の代表的な菌である
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)よりも強い勢いで
すでに欧州を中心に拡大中だそうです。

今回の帝京大病院での院内感染騒動では
入院患者58人が多剤耐性の細菌アシネトバクターに感染し
すでに4~5月の段階で16人の感染者を出し
うち32人が、昨年10月~今年9月11日までに死亡しました。
さらに詳しく調査を進めると
他に多剤耐性の緑膿菌(MDRP)の院内感染も表に出てきたようです。

帝京大病院で、アシネトバクターの大規模な院内感染が発覚した直後
インドや欧米などで感染が広がっている、これも抗生物質がほとんど効かない新型耐性菌
「スーパー耐性菌」と呼ばれる大腸菌(NDM1という酵素の遺伝子を持つ大腸菌)が
国内で初めて確認され、医療関係者の中で衝撃 が広がったそうです。
インドから帰国し、入院していた50代の日本人の男性患者が発熱などの症状が出て
検査の結果、インドなどで問題となっている新型耐性菌であることが確認されました。

アシネトバクター = 土壌や水中にいる細菌の仲間。
乾燥に比較的強く、手のひらなどに付着して感染する。
健康な人にはほとんど害がないが、突然変異を起こして抗生物質がほとんど
効かない多剤耐性菌になると、高齢者や重い病気がある患者などに多臓器
不全など致命的な症状を引き起こす。
特に病院では様々な抗生物質が使われているため、増えやすい。

緑膿菌 = 土や水中に一般的にいる細菌で
傷口などで増殖すると緑がかった膿(うみ)が出ることもある。
健康な人にはほとんど感染しないが
免疫力が落ちた入院患者は感染しやすく、重症化する。
多剤耐性になると、敗血症や肺炎で死亡するケースもある。
これも院内感染が問題になっている

NDM1(ニューデリー・メタロ・βラクタマーゼ1)=
ほとんどの抗菌薬を分解してしまう酵素。
この酵素の遺伝子を大腸菌や肺炎桿菌(かんきん)が獲得すると
感染した患者の治療が難しくなる。
この酵素を備えた細菌がインドで発見された後、
同国で手術を受けた患者を通じて英国や米国に広がっているようです。
先月にはベルギーで初の死者が報告されました。
アシネトバクターや緑膿菌とは違い、健康な人にも感染 するそうですよ。

これらの 新型細菌への予防策
大部分の細菌は手などを介して接触感染するので手洗いなどの予防が
有効とされています。 空気感染するものが一部はあるようですが
過度に警戒する必要はなさそう です。

まあ 普通に生活している健康体の時は ピリピリする問題ではありませんが
体力の落ちた術後の方や、お年寄りの方は心配ですね。
病院という所は多くの人が出入りする為に雑菌が多く、悪く言えば怖いよね。
体調が悪くて行ったのに
反対に、待合室で風邪をもらって帰ることもあるくらいだもの。。。
病気治療で通院していても、入院していても
病院には院内感染という危険が潜んでいることを忘れてはいけませんね。

喉元過ぎれば何とかやら・・・新型インフルエンザの事もすっかり忘れ !!
出かけた時は必ず備え付けの消毒液で しっかり手洗いを。
” 備えあれば憂いなし ” ですよね。



    
   


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