春に三日の晴れなしとはいうものの、連休の天気は晴れている日が多かった。たまには雨が降ってくれないとプランターの草花が枯れるので困る。何年か前に、温暖化の影響で、無降水日は増加するが、雨の日の雨量は増加する傾向にある、という研究結果が気象庁から発表されていたけど、年々実感として感じられるようになってきている気がする。
しとしと降る雨と晴れ間が、緩やかに移り変わる一日が少なくなったからといって、それがナニといわれてもなんともいえない。関係あるかどうか解らないが、30年ほど前は、朝に少し雨がふって、昼前はよく晴れているような日に、町のあちこちで一斉にヤマトシロアリの群飛が起きていた。木造家屋から噴きだすようにハネアリが飛び出していく光景は、最近みたことがない。シロアリ屋が頑張って仕事をしているせい?それとも、地球温暖化の影響?
どちらにしても、シロアリ屋が儲かる時代ではなくなったのは確かだ。私も、毎年のようにハネアリのシーズンには「石狩挽歌」をなんとなく口ずさんでいる。だいたい、害虫駆除なんてものは、我が社のように街角でひっそりと仕事をする儲からない業種のはずなのだ。一等地にビル建ててる同業者のほうがオカシイのである、と営業に熱心でないことを正当化してみてもしょーがないか。ハネアリが多発生するように祈祷してみよう。