アリの駆除とかを仕事でしているが、アリの相談はよく分からないことも多い。
先日のご相談は寝室の照明の常夜灯(夜寝るときに真っ暗だとコワいから点けるヤツ)を点灯して寝ていたら、朝、照明器具の真下に羽アリの大群がいたというもの。
オオハリアリのオスを小柄にしたような外観で、種類は分からない。
トゲズネハリアリかなと考えたりもするが、有翅虫を含むコロニー標本なんてわずかな種類しか持ってないので同定のしようがない。
確かに大群だったけど、全部オスだった。害はないのでほうっておきましょう、また飛んでくるようならもう一度お電話ください、と返事した。今のところ連絡がないところをみると、やはり一時的な現象だったのだろう。
食品工場でも、コンクリート床の亀裂から小型のハリアリ亜科(このときはメスの有翅虫)が大量に出てきたことがあったけれど、なんでこんなとこからでてくんの?何食べてんの?さっぱりワカラン、で未解決なことがあった。
高度に防塵対策された医薬品工場の内部で、小型ハリアリ有翅虫だけが10数匹見つかったりってこともあった。これも迷宮入り。
同業者に聞いてみるとそんなことがあるってコトを知ってる人もいるのだが、クスリかけてしまえば面倒無しってことで、つっ込んで調べようとしない点は我が社と同様である。