害虫屋の雑記帳(ブログ人の保存版)

ブログ人のサービス停止に伴い、gooに過去記事を保管させてもらうことにした。

危険なカタチ

2007-05-31 23:50:00 | インポート

Bugcatcher  電動吸虫管アサルト・ブラックホーク4号(意味ナシ)。道具には様々な形があるが、銃の形をした道具には男心をくすぐる何かがある。
全長約50cmのコイツは恐ろしい破壊力を持つ。今日は逃げ惑う約20個体のオオハリアリのうち、8個体をあっという間に吸引した(あとは逃亡)。トリガー(スイッチともいう)の取り扱いも難しい。爆発的なパワーと音はすごいが、充電式なので長距離移動する任務には向かない。後方支援の兵装といえる。長いこと事務所でホコリかぶってるくらい後方。
 私も、様々な電動吸虫管を作り続けて、独自のカートリッジシステムを考案してみたりしたが、このアメリカ製品は、吸引した虫を目にすることなくゴミとして廃棄するカートリッジシステムを採用しており、虫屋としてはチョット残念な仕様というか、どーしょーもないシロモノである。
 カビだらけで線虫だらけの朽木からアリを取り出すのに、呼気利用のオーソドックスな吸虫管では気持ち悪いと思って使用してみたが、まだまだ改良しなければならない点だらけだ。
 本体に描かれているナゾの動物もフザケた雰囲気である。