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おぐち自給農園、2反百姓の日記

-都市の貧困と農村の貧しさをつなぐ、「生き方」としての有機農業を目指して-

4月25日作業メモ。

2012年04月25日 23時11分30秒 | 
 本日帰省しました。午前中に帰省。日中は晴々でとてもよい気分。いつも夜に帰省するので、景色を見ながらというわけにはいきませんが、今日は電車に乗りながら、田畑の様子や山の様子を眺めていました。

 松本は27度の最高気温だったようです。たしかに午後から畑に出ましたが、暑かったですね。明日から雨ということで、葉物の種まき2回目です。みず菜を2条とコマツナ2条、あとはコカブを1条です。

 先週、先々週直まきした葉物なども芽を出し始めました。

    

    

 ニラはぐんぐん伸びています。

    

 うちの畑だけ、タンポポが咲き誇っています。その他もろもろ賑やかです。

 明日は雨ですかね。ポットに種まきぐらいはできるかな。

4月18日、19日作業メモ②

2012年04月20日 23時41分45秒 | 
 畑で作業をしていると、ふとこれまで気付かなかったことに改めて気付かされました。

 うちは、家の裏にある1枚の畑で野菜を育てていますが、小さな道路を挟んで、その奥にさらに2枚の畑がつながっています。暑い暑いと少し汗をかきながら、道路を挟んで奥にある、ほとんど作付していない畑を眺めました。

    

 ま、見てのとおり、おそらく周囲が迷惑がっているだろうという感じで、草に覆われています。これはこれできれいなんですが。。。景観ではなく、よく見ると、右端の部分は草が生えていません。実は、ここだけ葉物やトウガンを夏から秋にかけて育てていました。草を刈り、敷き詰めるという作業を繰り返していたところです。そのため、見事に草が抑えられています。

    
 
 これが、草を抑えている場所です。正直、人の手が入っているところとそうでないところでは、こんなに違うものかと思い、ビックリしたわけです。この状態を見る限り、草は持ち出さず、ある程度伸ばして、敷き詰めていけば、春先まで草を抑えてくれます。しかも天敵の住処にもなる。直まきはもちろんですが、うまくいけば、夏野菜の苗だって、耕さずに定植できます。しかも、枯れ草の下は、微生物や小動物の活動が活発で、非常に柔らかい。そこだけ削れば、容易に作業ができます。

 確か季刊地域の最新号に耕作放棄地の活用対策で、耕作放棄地はむしろ自然農法に向いているようなことが書かれていました。確かにそうだと思いますが、耕作放棄地だけではなく、耕作しながらも自然農法に向く圃場環境を整えていくこともできるはずです。

 たとえば、隣のおじさんなんかは、ほんのちょっと草が生えたら、それを削っていくわけです。確かに草を生やさない百姓がまじめな百姓ですから、少なくともこれまでの、近代農業の価値体系では。それは熱心でいいことですが、どうも、暑い中、毎日のように草をけずる姿を見ていると、大変な作業だなと思ってしまいます。労力の軽減にもなり、他の作業に時間を割くことができます。ただ、僕が周囲をそのように見ているのと同じく、僕は草と共生していると思っていますが、周りからみたら、格闘しているように見えているんでしょう。暑い時期は、農的ライフスタイルなんでかっこいいこと言っている余裕が全くない状況で、しかめっ面で作業していますからね。もっと、顔だけは平然としていれば、見方も変わるかな。。。

 とにかく、草との付き合い方はもう一度、見なおさなければならないですね。

 と、畑で作業しながら色々と考えていました。

 作業をしていると、どうもいつもは美しく聞こえる小鳥たちの鳴き声が美しいを通り越して、うるさく、なんだと思って見ていると、捨てられたリンゴをつっついて、遊んでいました。おいしかったんでしょうかね。母親が捨てたようです。

4月18日、19日作業メモ①

2012年04月20日 23時11分04秒 | 
 今週も火曜日の夜に帰省しました。週2~3日自給農業、週2~3日研究室、残りはフィールドワークというサイクルが理想です。今はそのようなかたちです。

 まるまる2日間の作業でしたが、天候にも恵まれ、充実していました。まずは、ネギの植え付け。これが最大の目的です。ネギの苗は毎年購入しています。玉ねぎもなんですが、草に埋もれてしまって、うまく苗を育てることができません。ここはいい意味での妥協です。ただし、近くの直売所には良い苗、在来の松本一本ネギが売っていて、午前中に行かないとすぐに売り切れてしまいます。母親に頼んでおいたところ、直売所にはなく、ホームセンターに下仁田ネギの苗があったので、買っておいてくれました。それが100本ほど。再度、直売所に行き、松本一本ネギの苗を200本購入しました。100本で600円なので、そんなに高くはないと思います。

 毎年、余るくせに100本多めに今年は植え付けます。野菜を送るところが増えそうなので、それを見越してです。ネギは連作が大丈夫なので、畑に残っているネギを引っこ抜いて、土蔵で保管。暖かくなったので、ネギ坊主が出てきていました。

 
    

 すでに溝のようになっている畝間を有効利用して、サクサクっと溝を切ります。20cmくらいですかね。

    

 今年は多いので、ちょっと狭く、指3~4本くらいの間隔で、置いていき、根っこに土をかけます。ワラがあれば本当は良かったんですが。。。

    

 毎年、同じような光景ですが、こうやってみるとなんだかキレイですね。今後は、様子を見ながら土よせをしていきます。ゆっくり育ってください。

 そして、ウリ科は直まきに限ると最近、確信を持ち始めているので、すべて直まきで挑戦です。まずは、ズッキーニ。ダイナーとオーラム(ともにタキイ)です。ズッキーニは個人的に好きなので、昨年よりも多めに。

    
 
 種をまく場所はここです。サツマイモの後ですが、その蔓をそのまま敷き詰めておきました。見事に雑草が生えていません。

    

 ここがもう一か所種をまくところ。ズッキーニは連作が大丈夫・・・のようなので、昨年と同じ場所です。ここはズッキーニが終わった後、刈った草をそのまま敷き詰めて、冬中お休みさせておきました。株間90cmで、2~3粒ずつ巣まきです。スコップで少し削ります。こんなことやっているのは周囲で僕だけです。

    

    

 まだかまだかと冬眠しているカエルもよく姿を見せていました。

    

    

 あとは、キュウリ(野口種苗)と姫とうがん(タキイ)、マクワウリ(野口種苗)を同じように直まき。これも2~3粒ずつ。これはインゲン後で、パイプ支柱をそのまま使用します。

 その他、トレイ、連結ポットにナス、ピーマン、ししとう、バジル、二ラなどの種をまきました。ラジオを聞きながら、種をまいていく作業は最高に気分がいいですね。楽しい。
 
    

 ここは何もまいていませんが、種をまいた夏野菜を植え付けることができればと考えています。

    

 塩尻や松本も桜が咲き始めているようです。松本城も開花宣言しました。うちの敷地内にある病気にやられている梅も今年は花をつけてくれました。きれいですね。裏のお宮にある桜もきれいに咲いています。

    

 実家に帰ると、普段少食の僕としてはよく食べるようになります。ネギも切干大根も最高にうまかったです。母親が余っている人参でケーキをつくってくれました。この前よりもうまくいったようで、甘くてうまい。

 1週間で非常にギャップのある生活を繰り返しているわけですが、疲れはたまりますが、いい刺激になっていいのかもしれません。
 

4月12日、13日作業メモ。

2012年04月16日 20時51分52秒 | 
 4月14日の有機農業技術原論研究会は、オルターの三浦さんから植物病理のお話をしていただきました。とてもわかりやすいというか、改めて農業の原理を一から教わったと感じで、勉強になりました。北海道から滋賀まで参加者も多く、活気のある議論で、飲み会も盛り上がりました(僕は別件の予定があり、途中で抜けましたが)。

 4月10日のゼミ後、最終の特急あずさに乗り込み、塩尻に帰省しました。なんとも慌ただしい春がやってきたという感じですが、帰宅する人たちを横目に、お酒を買い、ゆっくり飲める、この電車の空間は大好きですね。11日はあいにくの雨。この日は、地区のボランティア会による配食サービスがある日で、母親から頼まれ、なんだか朝から名簿つくったり、当番表つくったりしていました。
 
 12日、13日は快晴で、一日中畑に出ていました。久々に長いこと、畑に出て、体を動かしたので、少々筋肉痛。

 12日は、畑で保存していたダイコンや人参を全部、掘って、抜いて、外に出しました。腐っているものもありますが、まだまだ味がよく、おいしいものも多く、保存の仕方はまた考えなおして、長く食べることができるようにしたいなと思っています。この日はまだ、畑も湿っていたので、ジャガイモの植え付けはせず、溝だけ切り準備準備です。

 今年は、トラクターはいれず、耕さずに大根後、しかもその前もジャガイモで、連作になります。どうなるでしょうか。心配ではありますが、実験ですね。大根の畝間を有効利用し、溝を切ります。土は柔らかく、苦労しません。土の中で眠っていたカエルたちが、わさわさと出てくる姿が何度も見られました。

    

 この日は余った時間で、ルッコラ2条とラディッシュを1条直まきしました。草はほとんどとらず、溝を切り、種をまきます。これででてきますかね。それと、1軒だけ野菜を送って終了。まったく、パソコンは手がつかず、早寝早起きです。

 13日は、さっそくジャガイモの植え付けです。今年は、ダンシャクとメークウィンのみです。一応、芽だしをしました。ほどよくでていますね。

    

 芽かきをするのが面倒なので、ここ3年ほどは、大きい芽を残して、小さく切っています。

    

 母親から小さく切りすぎじゃない?と何度も言われましたが、僕も少々そのような気もしつつ、なんだかラジオを聞きながら、切る作業をしていると、気分がよくなってしまい。これくらいでもいけるだろうと大きな気持ちになってしまいます。ラジオは欠かせません。

    

          

 30cm(およそ足の大きさ)に1つ、切り口を下に向けて、置いていきます。切り口を上に向ける方法もあるようです。うちは、腐るのを防止するために切り口に灰もつけませんし、堆肥や鶏糞も入れません。

    

 土をかぶせる作業が疲れます。管理機のようなものがあれば楽ですが、そうも言ってられません。今年は、6畝ずつ、合計で12畝です。種イモは切りすぎて、余ってしまい、もう少し大きめに切ればよかったと事後反省です。結局。。。

    

 後はひたすら種まきです。直まきです。夏大根、コカブ、小松菜、チンゲン菜など。

 どこの家も畑に出ていました。ジャガイモはうちが一番早い植え付け。どうなるか楽しみです。

 明日からまた帰省します。

 

福島から塩尻へ(3月25日~27日)。

2012年03月28日 00時09分00秒 | 
 福島での集会を終え、そのまま塩尻に帰省しました(福島でのことはまた後ほど、報告します)。

 塩尻もまだまだ寒く、夜は-5℃くらいまで気温が下がりますが、日中は10℃を超し、快晴でした。外に出ていると暑い暑いと独り言を言ってしまうくらい。春に向けての準備で、まずは種イモの確保です。

    
 
 昨年は、出遅れてしまったため、良い種イモを購入することができませんでしたが、今年はなかなか形も良く、大きめのものを見つけることができました。色々と種類を試したいと毎年考えているものの、今年もメークインと男爵です。昨年よりも少し、増やして、メークイン15キロ、男爵13キロを購入。プラス昨年収穫したジャガイモのなかから、種イモとして使用できそうなものを植え付けようと思っています。

 芽だしをするため、コンテナに広げ、土蔵で保管。ネズミとか出なければいいのですが。それだけが心配です。なんせ、緑肥とホウレンソウの種を全部食べられてしまっていたので。。。

           

 後は、収穫作業。大根や人参、ネギをせっせと収穫。すべて、雪の下にあったのですが、たくましく生きているものです。畑に冬中、野菜を出しているのは、僕の畑くらいで、外に出していても寒さに耐えてくれますね。大根は一部腐っていますが、そこを取り除けば、十分おいしくいただけます。ネギと人参も甘いこと甘いこと。

           

           

 そこで、大根は切干にしました。中身も白くきれいです。厚めに切り、干してきました。肉厚の切干大根は本当においしく、好評です。もっと時間があれば多くつくることができるのですが、今回は10本ほど切り、終えました。

 畑の土は非常にやわらかく、これはトラクターをいれなくても、今のままでジャガイモの植え付けができそうな感じです。大根を育てたところは、ちょうど土寄せをして畝が自然とできているような感じなので、ここに植え付けることができるかなと考えています。

 種の注文も終え、4月に帰省するのが楽しみです。

    

 家の隣にある梅も花を咲かせる準備をしています。今年はうまく咲いてくれるでしょうか。