絵手紙

パソコンによる絵手紙をはじめて・・・

ウバユリ

2009-07-31 22:14:23 | 花おりおり
ウバユリ(姥百合)  ユリ科

  

小宮公園内に足を踏み入れたとたん素晴らしいウバユリの群生を目の当たりにし
「ワァ~なんて凄い!!」・・・後は言葉もなくただ見入るばかりでした。
木漏れ日の中で咲くウバユリは花弁が白いもの、
花弁に暗紫色の斑点があるものもあり、外側は淡緑色で横向きに咲きます。

葉はユリ科としては珍しく幅広いハート型
葉が花が満開のころ枯れていることが多いことから
歯(葉)のない姥にたとえて「姥百合」とか・・・・
こんなに美しい花に歯のない姥とは・・・可愛そうな名前です。

分布は関東以西ですが中部地方以北、樺太、千島にはオオウバユリが分布する。

  

分布;関東地方以西、四国、九州
花期:7~8月

コバノカモメヅル

2009-07-31 00:21:07 | 花おりおり
コバノカモメヅル(小葉の鴎蔓) ガガイモ科

  
昨年8月に八王子の都立小宮公園にコバノカモメヅルが咲いているとの情報を頂いたのですが、
その時は都合が悪く行けませんでした。
もう8月は目の前、今行けばコバノカモメヅルに会える・・・・。

小宮公園は雑木林の丘陵をそのままに深い森を思わせ、
木道を配し散策を楽しめるようになっていますが
小さな花コバノカモメヅルはなかなか見当たりません。
雑木林ホールの管理人の方にどの辺りに行けば見ることが出来るのか聞き
その方向へ・・・「もう花は終わっているかも」と聞いていたのですが
出会えました!!
小さな星型の花は優しく微笑んで諸手を揚げて歓迎してくれているようです。

葉腋に短い花柄を伸ばし散形状に星型をした暗紫色の花を開く。
花冠は7~9mm
葉がカモメの翼に似ることからとカモメヅルより葉が小さいので「小葉の鴎蔓」

☆暗紫色の花弁に見えるのは花弁ではなく花冠が裂けたもの。
 花冠裂片というそうです。

  

分布:関東地方、中部地方、近畿地方の丘陵や山間部
花期:6~8月

オオボウシバナとツユクサ

2009-07-29 23:02:54 | 花おりおり
オオボウシバナ (ツユクサ科)

  
普通に見かけるツユクサの3倍くらいもあるでしょうか?
目に沁みるような青です。

子供のころ普通のツユクサの花で色水を作った思い出・・・
こんな大きな花だと沢山出来たろうな~(笑)

花の青い色素は付いても容易に退色する性質を持つツユクサ。
その性質を利用して染物の下絵を描く絵の具として用いられた。
ツユクサでは小さいためこの用途には変種の大型のオオボウシバナが用いられている。


ツユクサ (ツユクサ科)

普通、何処でも見かけるツユクサです。
露に濡れて咲くから露草?
美しい青い花は朝咲いて昼ごろには萎んでしまう儚さが
好まれるのでしょうか
別名に露草、月草、蛍草、ボウシ花  俳句の季語は秋です。

分布:日本全土
花期:6~9月

オオセンナリ

2009-07-28 17:38:56 | 花おりおり
オオセンナリ (ナス科)

  
2m位の高さ、こんもりと葉の茂るなか
花径2,5cmの淡青色の花は美しい。
実もまた鬼灯のようで可愛い!!

全草毒草なので切花やドライフラワー(実)として植栽される。
こんなに大きくならない種だったら植えてみたいと心そそられます。

日本には江戸末期に渡来。
ハエの嫌がる臭気がありトイレの側などに植えられたそうです。

(中国では全草を鎮静、鎮咳、狂犬病、精神病に対して用いられる)



実は鬼灯のように赤ではなく茶色。
千成鬼灯より大きいので「大千成」

原産地:南アメリカ
花期 :7~9月

夏の花、華

2009-07-27 06:51:51 | Weblog
夜空に開く華麗なる華、花火!!
昨日、府中競馬場の花火を見に行ってきました。
競馬場・・・TVでは競馬中継を見ることがあっても私には縁のない場所。
そう思っていたのですが友達から「競馬場の花火が素晴らしいから一度見に行くと好いよ!」との言葉に押されて・・・
仕事帰り、お握りとお茶を持っていざ競馬場へ
目の前に広々とした空間ガ心地いい!
芝生の美しさ・・・なんて長い直線・・・馬が駆け抜ける光景を想像・・・
感動です

花火の前のアトラクションもあり待ち時間も楽しい
他の会場ほど花火の時間は長くありませんが(30分)
音楽にあわせての花火は本当に素晴らしい
夏の夜に咲く華麗なる華です。


  

夏の花の代表は何といってもヒマワリですネ
春にミク友トン子さんから阪神大震災の瓦礫の地で見事に咲き元気付けたという

「幸せのヒマワリ」の種を頂き、そのヒマワリ第一号が咲きました
プランターなので細々としていますが花は太陽に向かって元気いっぱい!
明るい太陽の花です。



  

ツルニンジン

2009-07-25 22:53:31 | 花おりおり
ツルニンジン (キキョウ科)

  

花の外側が淡緑色で釣り下がって咲くので花が咲いているのを見逃してしまいそう。
釣鐘型の花のすそをクルッと上げた姿は可愛い。
花の内側は紫褐色の斑紋がある。
落ち着いた気品のある花は茶花にもなりそうです。

別名:ジイソブ
花冠の紫斑を老婆のソバカスに見立てたバアソブに対して
ツルニンジンはこれに良く似ていてより大形であることから「ジイソブ」

キキョウのように蕾はぷっくりと膨らみ葉や枝を折ると白い液が出て匂う。
根が朝鮮人参に似ていて蔓性なので「ツルニンジン」

  

分布:北海道、本州、四国、九州
花期:7~9月

ニンジンボク

2009-07-24 11:38:04 | 花おりおり
ニンジンボク (クマツヅラ科) 

   
今にも雨が落ちてきそうな空模様・・・・。
そんな鬱陶しい空気を一掃するような爽やかな花に出会いました。
ニンジンボク、葉の形が朝鮮人参に似ていることからの名のようですが
2,3m位の木(落葉低木)です。
長さ20cm位の円錐花序遠目では白に近い淡青色に見える花も
近くで見ると綺麗な青です。
ガクと花序に白い短毛があるので遠目では淡青色に見えるようです。

果実は鎮咳、鎮痛、健胃などに利用される。

  

原産地:中国 
花期:7~8月

清涼感のある花が好まれ庭木として植栽されている。

キササゲ

2009-07-23 17:17:11 | 花おりおり
キササゲ (ノウゼンカズラ科)

  
先月東京薬科大を訪れた時キササゲの花が満開!!
デジカメの電池切れで携帯での撮影となり残念でした。
白い花弁、花心は薄紫の美しい花です。
今日、薬科大へ行ってみるとキササゲの長い実が見事!
長さ30cm位・・・・壮観です。

中国原産ですが、日本各地の河川敷など湿った場所に野生化している帰化植物。
生薬名は「梓実(しじつ)」
日本では梓(し)の字は一般にカバノキ科のアズサを指すが、
本来はキササゲの事だそうです。
民間薬として利尿剤使用。



分布:日本各地の温暖な場所  落葉高木
花期:6~7月

キツネノボタン

2009-07-22 23:49:31 | 花おりおり
キツネノボタン (キンポウゲ科)



田の畦や道端など何処にでも見られる花ですが
金色の可愛い花は郷愁を感じさせます。
葉が牡丹に似ているからの名のようですが・・・・
狐に化かされた、ということで「狐の牡丹」???でしょうか?

高さ30~60cmの多年草。
そう果は丸くなんとなく釦に似ています



分布:日本全土
花期:4~7月

タマアジサイ

2009-07-21 21:43:37 | 花おりおり
タマアジサイ(玉紫陽花) ユキノシタ科

  
アジサイというと梅雨の花、というイメージですが
高尾山では8~9月、玉紫陽花が登山道を彩ります。
その玉紫陽花が、蛇滝近くで8月を待てずに?咲き出していました。
直径2~3cmの丸い蕾が愛らしい!
玉が割れて花が顔を出します

  

両性花と装飾花・・・ガクアジサイと間違えそうですが
葉の両面に粗い毛が密生していてざらつき、
普通のアジサイのように滑らかさはありません。

蕾が玉状なので「玉紫陽花」

分布:本州中部地方  落葉低木
花期:8~9月